教員教員・研究施設

心理学科 / 心理学専攻 / 臨床心理学専攻

ヒダカ ソウタ

日高 聡太

教授 学科長

心理学科/現代心理学研究科 心理学専攻

日高 聡太

メッセージ

錯視などを見ると、私たちの眼や脳はいとも簡単に「だまされている」ことに気がつくと思います。しかし、本当に「だまされて」いたり、頭の中で重大なエラーが起きたりしているのでしょうか? 実はそこでは、私たちの頭の中でいつも無意識に行われていることが、たまたま顔をのぞかしているだけなのです。私が専門にしている知覚心理学は、普段はあまり意識されないような現象(見えかた・聞こえかた)などを発見・利用して、それをもとに、ヒトが外の世界を脳の中で作り上げるための情報処理のプロセスや仕組みを明らかにする学問です。
是非一緒に、新しい現象に出会う驚きと、実験で得られたデータをもとにあれこれと考える楽しさを体験してみましょう。


専門分野

知覚心理学、実験心理学、認知心理学


主要な研究テーマ

知覚心理学、実験心理学、認知心理学が専門領域である。視覚,聴覚,触覚に関して,各情報処理過程およびそれらの相互作用について検討を行っている。ヒトの情報処理過程の特性を心理物理学的な手法により検証し、その背後にあるメカニズムの実証と解明をめざしている。


担当科目

実験調査実習、知覚心理学


経歴

2005年3月 立教大学文学部心理学科 卒業
2007年3月 東北大学大学院文学研究科 博士課程前期 修了
2007年4月 日本学術振興会特別研究員(DC1)(2010年3月まで)
2010年3月 東北大学大学院文学研究科 博士課程後期 修了
                  博士(文学)
2010年4月 立教大学現代心理学部 助教
2012年4月 立教大学現代心理学部 准教授
2019年4月 立教大学現代心理学部 教授

主な著作

共著書(分担執筆)
  • Teramoto, W., Hidaka, S., and Sugita, Y. (2018). Auditory bias in visual motion perception. In Spatial biases in perception and cognition. Hubbard, T. L. (Ed.). Cambridge, UK: Cambridge University Press.
  • 日高聡太 (2014) 誠信心理学辞典・第1章「原理・歴史」・第3節「19世紀後半における近代心理学の成立」. 下山晴彦(編), 誠信書房, 9-12.
  • 日高聡太 (2012) 現代心理学「事例」事典・第2章「感覚・知覚心理学」・第6節「神経生理学的理論」. 中島義明(編), 朝倉書店, 98-112.

論文
  • Hidaka, S., Suzuishi, Y., Ide, M., and Wada, M. (2018). Effects of spatial consistency and individual difference on touch-induced visual suppression effect. Scientific Reports, 8, 17018.
  • Hidaka, S., Suzuishi, Y., and Kitagawa, N. (2018). Investigating the effects of tactile masking and surface texture on the velvet hand illusion. Perception, 47, 1070–1080. Website
  • Sugita, Y., Hidaka, S., and Teramoto, W. (2018). Visual percepts modify iconic memory in humans. Scientific Reports, 8, 13396.
  • Hidaka, S. and Yaguchi, A. (2018). An investigation of the relationships between autistic traits and crossmodal correspondences in typically developing adults. Multisensory Research, 31, 729–751.
  • Hidaka, S., Higuchi, S., Teramoto, W., and Sugita, Y. (2017). Neural mechanisms underlying sound-induced visual motion perception: An fMRI study. Acta Psychologica, 178, 66–72.
  • Hidaka, S., Teramoto, W., and Sugita, Y. (2015) Spatiotemporal processing in crossmodal interactions for perception of the external world: A review. Frontiers in Integrative Neuroscience, 9, 62.
  • Hidaka, S., and Ide, M. (2015) Sound can suppress visual perception. Scientific Reports, 5, 10483.
  • Hidaka, S., and Shimoda, K. (2014) Investigation of the effects of color on judgments of sweetness using a taste adaptation method. Multisensory Research, 27(3-4), 189–205.

オオイシ コウジ

大石 幸二

教授

心理学科/現代心理学研究科 臨床心理学専攻

大石 幸二

メッセージ

2007年に「学校教育法」が改正され、すべての学校で“特別支援教育”に取り組んでいます。わが国では2013年に「障害者差別解消法」が制定され、2014年に「障害者の権利に関する条約」が批准されました。こうして共生社会の実現へとその歩みを進めつつあります。社会的問題の解決のために具体的な貢献をしようとする応用行動分析の技術を用いて、相互に人格と個性を尊重し合える社会の実現を達成していきたいと思います。


教育分野

臨床心理学、応用行動分析、障害児者心理学


専門分野

行動コンサルテーション、行動コミュニティ心理学、行動論的家族介入、スクール・リフォーム


主要な研究テーマ

  • リアルタイム・モニタリングによる授業実践の質的向上(科学研究費)
  • 自閉スペクトラム症におけるストレス(腸内環境)と行動変容の関連(私立大学研究ブランディング事業)
  • 関係促進スキルを基盤とするSEN-Co養成プログラムの開発(科学研究費)
  • 逆模倣による介入が幸福感と生活の質に及ぼす影響の評価(小林製薬)


担当科目

応用行動分析、障害児者心理学特論


経歴

最終学歴
1996年 筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程 単位取得満期退学

主な職歴
1996年 筑波大学心身障害学系 文部技官
1999年 明星大学人文学部心理・教育学科 専任講師
2006年 立教大学現代心理学部心理学科 助教授
2009年 同 教授

免許・資格
1991年 教員免許状(幼稚園・小学校・中学校[国語]・養護学校)取得
1999年 臨床心理士資格取得
2003年 臨床発達心理士資格取得
2019年 公認心理師資格取得



主な所属学会

  • 日本行動分析学会(1996‐1997 庶務幹事,2006‐現在 編集委員,2006‐現在 倫理委員)
  • 日本特殊教育学会(1997‐1999 編集幹事,2006‐2013 編集委員)
  • 日本人間関係学会(2012‐現在 研究・企画委員会副委員長,2013‐現在「人間関係士」資格認定審査員
  • 日本コミュニティ心理学会(2009-2012 常任理事,2009-2012, 2015 編集委員長)
  • 日本学校ソーシャルワーク学会(2006‐2009 理事,2011‐現在 編集委員)
  • 日本臨床発達心理士会認定運営機構(2008‐2011 資格認定委員,2008‐現在 実践研究誌編集委員)
  • The Association for Persons with Severe Handicaps(終身会員)
  • 埼玉県臨床心理士会(2011‐2013 役員・学校臨床心理担当理事)
  • 日本発達障害学会(2015-現在 常任編集委員)
  • 一般社団法人・発達障害専門センター(2019- 理事)


主な著作(*過去3年間:2015-2018)

  1. 大石幸二(2018).相談事例⑤・⑩ (金谷京子編)発達と保育を支える巡回相談—臨床発達支援とアセスメントのガイドライン—.金子書房,p.117, 162.
  2. 大石幸二(2018).実践研究における単一事例デザインを用いた方法 (本郷一夫編著)実践研究の理論と方法.金子書房,Pp. 28-36.
  3. 大石幸二(2017).外部専門家による訪問型の学校・教員支援(巡回相談)とユニバーサルデザイン.阿部利彦編著,授業のユニバーサルデザインと合理的配慮.金子書房,Pp.152-156.
  4. 大石幸二(2017).特別支援教育における行動コンサルテーションの実践 (柘植雅義&『インクルーシブ教育の未来研究会』編)特別支援教育の到達点と可能性—2001~2016年:学術研究からの論考—.金剛出版,Pp.90-93.
  5. 大石幸二(2017).これからのコンサルテーション(第5章),カウンセリング・マインドで取り組む学級経営(第6章) (柘植雅義編集代表,大石幸二・鎌塚優子・滝川国芳編)連携とコンサルテーション—多様な子供を多様な人材で支援する—.ぎょうせい,Pp.43-58.
  6. 大石幸二(2016).外部専門家による訪問型の学校・教員支援(巡回相談)とユニバーサルデザイン.阿部利彦責任編集,『児童心理』別冊「通常学級のユニバーサルデザインと合理的配慮」金子書房
  7. 大石幸二監訳(2015).先生とできる場面緘黙の子どもの支援.In Kearney, C. A.(2010) Helping Children with Selective Mutism. Oxford University Press:London. 学苑社
  8. 大石幸二(2015).地域支援(第16章).日本行動分析学会編(山本淳一・武藤崇・鎌倉やよい責任編集),ケースで学ぶ行動分析学による問題解決 金剛出版,158-165
  9. 矢野善教・大石幸二(2015).応用行動分析(第5章第1節(4)).米川和雄編,新スクールソーシャルワーク実習演習テキスト—認定社会福祉士・認定精神保健福祉士養成に活かす実践技術— 北大路書房


論文(降順)
  1. Oishi, K.(2017). Differentiation of preference using response-reinforcement delay in a child with autism: A case report and review of the literature. Acta Psychopathologica, 3(2), article # 6, Pp. 1-5.(Published online 2017 March 31)
  2. Oishi, K.(2017). Relationship between nonverbal behavior of consultants and consultees: A preliminary study. Psychology, 8, 828-836.
  3. Oishi, K., Suto, K., Nakauchi, A., Watanabe, T., Takemori, A., & Toyota, M.(2017). Relationship between spontaneous speech function and behavior rating inventory of executive function profile in children with autism spectrum disorders: A pilot case study. Psychology, 8, 2138-2145.
  4. 大石幸二(2017).自・他のあいだの「間」—身体と生命をめぐる課題—.人間関係学研究,22,61-67.
  5. 中内麻美・竹森亜美・福田惇総・大石幸二(2017).知的障害が疑われる生徒に対する意思決定の支援—「話し合い表」による指導効果の検証—.臨床発達心理実践研究,12,113-119.
  6. 太田研・遠藤愛・大石幸二(2017).幼児の身体画の描出に及ぼす能動的触知覚活動の効果.保育学研究,55,97-108.
  7. 奈良理央・増田貴人・大石幸二(2017).通所しぶりを示した知的障害者の通所行動を再形成するための知的障害者施設への行動コンサルテーション.発達障害研究,39,368-378.
  8. 大石幸二(2017).行動コンサルテーションの問題同定面接におけるコンサルタントの言語行動および非言語行動の生起特徴に関する予備的分析.発達障害研究,39,379-384.
  9. 奈良理央・増田貴人・大石幸二(2017).行動コンサルテーションによる知的障害者支援施設職員の知識・態度の変容とバーンアウト・リスクの軽減.発達障害研究,39,400-410.
  10. 大石幸二(2017).特別支援教育の実践深化に学校ソーシャルワークが求められる理由.発達障害研究,39,1-8.
  11. 大石幸二(2017). 子どもの幸せのために私たちがすること(Special needs education for wellbeing of all children). 星美学園短期大学日伊総合研究所報,13,24-27.
  12. 渡辺杏里・大石幸二・林安紀子(2016).聴覚障害学生の心身の健康に及ぼすソーシャル・サポートの影響—高等教育機関における修学支援状況との関連— 東京学芸大学教育実践研究支援センター紀要,12,119-126.
  13. 大石幸二(2016).行動コンサルテーションに関するわが国の研究動向—学校における発達障害児の支援に関する研究と実践— 特殊教育学研究,54,47-56.
  14. 大石幸二・澤邊嵩介(2016).動的学校画(KSD)における有資格心理士による活動の知覚 人間関係学研究,21,17-24.
  15. 渡邉孝継・須藤邦彦・大石幸二(2016).自閉症スペクトラム障害児における表情を含む複数の刺激の弁別訓練—条件性弁別の枠組みに基づくポーカーゲームを通して— 人間関係学研究,21,3-15.
  16. Waki,T., Suto,K., Matsuoka,K., & Oishi,K.(2016). Training Teachers in School Consultation. 2016 International Conference on Education Psychology and Society: Tokyo; Japan
  17. 渡邉孝継・須藤邦彦・大石幸二(2015).広汎性発達障害児における聞き手の視覚と聴覚における情報処理の可能性に応じたモダリティの選択—視覚・聴覚・触覚の3種類の伝達手段を通して— 臨床発達心理実践研究,10,59-67.
  18. 大石幸二(2015).自閉症児の表情認知の研究—顔図形と顔写真に対する反応の分析—人間関係学研究,19,37-43.
  19. 大石幸二・赤塚正一(2015).わが国における障害のある子どもの就学期の移行支援—継続的な相談・支援の基盤を整備するための課題— 人間関係学研究,19,55-67.
  20. Nishiyama, K., Oishi, K., & Saito, A.(2015). Passersby attracted by infants and mothers' acceptance of their approaches: A proximate factor for human cooperative breeding. Evolutionary Psychology, 13, 1-23.
  21. 大石幸二(2015).わが国における教員の職能発達を支える現職研修の課題 人間関係学研究,20,29-36.
  22. WAKI,T., OISHI,K., & SUTO,K.(2015). Training consultant in behavioral consultation: Acquisition of behavioral consultation skills and clinical skills. Eighth International Conference of Association for Behavior Analysis, Poster Session #65(46).

オグチ タカシ

小口 孝司

教授 専攻主任

心理学科/現代心理学研究科 心理学専攻

小口 孝司

メッセージ

人と人とがどのように関わるのかを考える「社会心理学」をベースにして、どうしたら生き生きと働くことができるのかを考察する「産業・組織心理学」、観光での人と人との関わり方を明らかにする「観光心理学」などについて研究しています。最初はちょっと難しいかもしれませんが、一緒に研究を楽しんでいきましょう。

専門分野

社会心理学、産業組織心理学、観光心理学

主要な研究テーマ

応用社会心理学。特に、観光(行動)を考究する観光(社会)心理学を中心に研究を行っている。観光は、社会心理学、産業・組織心理学とも大きな関りがあり、観光との関連でそうした研究を行うと同時に、そうした心理学における研究も併せて行っている。具体的には、Tourism, Hospitality, Social Psychology, Industrial and Organizational Psychologyの研究雑誌を対象としている。いずれの研究においても過去の内外の研究を十二分に精査した後、実践場面における応用可能も考慮しながら、個々の研究に取り組んでいる。企業とのコラボレーションも積極的に図っている。

担当科目

社会心理学、社会心理学特殊研究、心理学概説2 など

経歴

東京大学大学院社会学研究科社会心理学専攻博士課程修了 博士(社会学)
立教大学(社会学部)、日本労働研究機構、昭和女子大学、千葉大学を経て
2009年4月 立教大学現代心理学部心理学科教授(~現在)
2015年   ジェームス・クック大学  客員教授
2015年   パデュー大学  客員研究員

最近の業績

主な著書
  • (2014). 影響力の武器(第3版) 誠信書房(分担訳)
  • (2013). よくわかる社会心理学 ナツメ社(監修)
  • (2009). 仕事のスキル 北大路書房(共編著)
  • (2008). 社会心理学の基礎と応用 放送大学教育振興会(共編著)
  • (2006). 観光の社会心理学 北大路書房(編著)

主な査読論文
  • (in press). Do People Who Travel More Perform Better at Work? International Journal of Tourism Research.
  • (2019). Recovery experiences during vacations promote life satisfaction through creative behavior. Tourism Management Perspectives, 30, 240-250.
  • (2019). Development and Validation of the Japanese version of the Savoring Beliefs Inventory (SBI-J). Journal of Positive Psychology and Wellbeing, 1-21.
  • (2018). The Reliability and Validity of the Japanese Version of the Ways of Savoring Checklist (WOSC-J). Journal of Positive Psychology and Wellbeing,1-22.
  • (2018). What promotes happiness of vacationers? 24 th Asia Pacific Tourism Conference Proceedings. 【Best Paper Award】
  • (2017). Effects of a short-stay vacation on the mental health of Japanese employees. Asia Pacific Journal of Tourism Research, 22, 565-578.
  • (2016). ネイルケアが女性の心理に及ぼす影響 ビューティビジネスレビュー, 14, 13-22.
  • (2015). Giving confectionary souvenirs and taking pictures makes tourists happy. Proceedings of the 5th Advances in hospitality & tourism marketing and management (AHTMM) conference, 530-532. 【Best Paper Award】
  • (2015). Effects of short-stay vacation on the mental health of Japanese employees. 21th Asia Pacific Tourism Association Annual Conference Proceedings. (10 pages). 【Best Paper Award】
  • (2015). 余暇における他者との交流が主観的幸福感および抑うつに及ぼす影響 ストレス科学研究, 30, 69-76.
  • (2015). メンタルヘルスツーリズム導入の意義と効果 観光研究, 27, 8-12. (招待論文)
  • (2015). メンタルヘルス・ツーリズムとしての短期旅行が従業員の精神的健康に及ぼす影響 日本国際観光学会論文集, 22, 179 - 185.
  • (2014). Chinese Immigrants’ Psychological Well-Being and Homeland Visit, Tourism Analysis, 19(2), 227-232.
  • (2014). 反芻・省察を変動させる対人ストレスイベントの種類 パーソナリティ研究, 23, 101 - 104.
  • (2014). 組織管理者が若年従業員の組織市民行動に及ぼす影響: 奉仕型リーダーシップの促進的効果と信頼性の媒介効果 産業・組織心理学研究, 28, 3-13.
  • (2014). 日本およびマカオ在住移民の母国訪問が精神的健康に及ぼす影響の比較検討 日本国際観光学会論文集, 21, 27-33.
  • (2014). 神経症傾向が職務満足感と組織市民行動に及ぼすネガティブな影響を軽減するセルフ・モニタリング パーソナリティ研究, 22, 262-272.
  • (2013). 日本語版TALE尺度の作成および信頼性と妥当性の検討 心理学研究
  • (2011). Effects of specific activities and achievement motivation of tourists on stress reduction. Blurring the Boundaries. (17th Asia Pacific Tourism Association Annual Conference Proceedings), 130-137.【Best Paper Award】
  • (2009). Effects of self-efficacy and priming of strategies on task perform. Progress in Asian Social Psychology Series Vol. 7 (Global issues and challenges in a changing world - Psychological, cultural and group relationships -),491-504.
  • (2009). How do consumers perceive the reliability of online shops?.Cyberpsychology:Journal of Psychosocial Research on Cyberspace ,3(2), article 6.
  • (2008). Eメールの交換過程における感情表現の出現パターン:テキスト・マイニングを用いた分析 社会心理学研究, 24(2), 131-139.
  • (2008). Important attributes of lodgings to gain repeat business: A comparison between individual travels and group travels.International Journal of Hospitality Management, 27(2), 268-275.
  • (2008). Features of hotel information in promotion of reservation through Internet: What kinds of hotels are popular in Shinjuku? Asia Pacific Journal of Tourism Research, 13(1), 33-40.


学会活動

The Journal of Travel & Tourism Marketing (Editor),
International Journal of Tourism Sciences (Editor),
Asian Association of Social Psychology (Consulting Editor),
日本心理学会,日本社会心理学会,日本国際観光学会,Asia Pacific Tourism Association,
日本グループ・ダイナミックス学会(理事・編集委員),産業・組織心理学会(編集委員),
日本観光研究学会(常務理事・国際化委員長・編集委員長)などを歴任

ツカモト シンイチ

塚本 伸一

教授

心理学科/現代心理学研究科 心理学専攻 

塚本 伸一

メッセージ

不登校、いじめ等々、子どもや学校に関連する深刻な問題が起きています。なぜこのような問題が起きるのか、どのように対応をすればいいのか、多くの人が自分なりの意見を述べます。しかし、限られた体験や個人的な印象だけから本当の原因や真に有効な対処方法を導くことはできません。現象を細かく客観的に分析していくことによって初めて問題の本質が明らかになるのだと思います。これが「心理学的」に問題を探求するということです。立教で一緒に「心理学的」に子どもの問題、教育の問題を考えてみませんか。

専門分野

発達心理学、教育心理学

担当科目

発達心理学、実験調査実習、心理学演習 など

経歴

1981年3月 立教大学文学部心理学科卒業
1986年3月 立教大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程後期課程単位取得退学
1994年4月 上越教育大学学校教育学部助教授
1998年3月 博士(心理学・立教大学)
1999年4月 立教大学文学部心理学科助教授
2001年4月 立教大学文学部心理学科教授
2006年4月 立教大学現代心理学部心理学科教授(現在に至る)
2014年4月 立教大学副総長
2016年4月 立教大学現代心理学部長・現代心理学研究科委員長(~2018年3月)

主な著作

  • 看護学生のための心理学 医学書院 2016.1(共著)
  • 基礎からの心理学 おうふう 2009.3(共著)
  • 現代心理学への招待 樹村房 2005.1(共編著)
  • 心理学 ヌーヴェルヒロカワ 2003.12(共編著)
  • 基礎から学ぶ心理学 ブレーン出版 2003.4(共著)
  • 心理学マニュアル 要因計画 北大路書房 2000.11(共著)
  • 子どもの発達と学校 ナカニシヤ出版 2000.6(共著)


論文

  • 教師の指導態度、学級集団構造、親の養育態度が児童の共感性に及ぼす影響 生徒指導学研究 第17号 2018 32-39(共著)
  • 教師の指導態度、学級集団構造、学級雰囲気が児童の向社会的行動に及ぼす影響 キリスト教教育研究 第34号 2016 21-36(単著)
  • 自己制御が中学生の学校適応に及ぼす影響-自己制御行動尺度による検討- 学校保健研究 第52巻第2号 2010 143-150(単著)
  • 教師ストレッサー尺度作成の試み 立教大学臨床心理学研究 第4号 2010 1-9(単著)
  • 乳幼児の自己制御の発達 立教大学心理学研究 第51号 2009 47-56(単著)
  • 教師の認知枠が中学生の学校適応に及ぼす影響:教師用RCRTによる検討 立教大学心理学研究 第48号 2006 57-67(単著)
  • 教師期待の認知が児童の達成動機と学校適応に及ぼす影響 立教学院心理臨床研究 第1号 2005 2-9(単著)
  • 自己統制としつけ方略が幼児の攻撃行動に及ぼす影響 立教大学心理学研究 第44号2002 27-37(単著)
  • 児童の自己統制と役割取得が向社会的行動に及ぼす影響 応用心理学研究 第27巻第2号2001 31-37(単著)

ツヅキ タカシ

都築 誉史

教授

心理学科/現代心理学研究科 心理学専攻

都築 誉史

メッセージ

認知心理学が専門であり、最近は高次認知(記憶、言語、思考)の中でも、「判断と意思決定」の問題に重点を置いて研究しています。消費者行動とも関連する多肢選択意思決定の歪み、意思決定スタイル、インターネットを介したコミュニケーション、集団意思決定、言語情報処理などについて研究を行ってきました。実験的方法とともに、調査法や多変量データ解析も重視しています。基本的な方法論を身につけた上で、仲間と切磋琢磨し、自分が最も興味を持つ研究テーマに挑戦しましょう。

専門分野

認知心理学、認知科学、社会心理学

主要な研究テーマ

人間の高次認知過程に関する実験的検討とモデル構成が、主な研究テーマである。特に、意思決定、言語理解、記憶に関して、認知心理学的・生理心理学的な実験的検討と、モデル研究を行ってきた。さらに、消費者行動とインターネット利用における心理的要因について、実証的研究を行っている。

担当科目

認知心理学特殊研究、心理学演習、心理学文献講読、心理学概説1、学部統合科目4 など

経歴

1987年3月 名古屋大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程単位取得退学
1988年4月 名古屋大学教育学部助手
1994年3月 博士(教育心理学,名古屋大学)
1998年4月 立教大学社会学部教授
2006年4月 立教大学現代心理学部教授
2003-2004年 カリフォルニア大学ロサンジェルス校心理学部客員研究員
2011年 スタンフォード大学心理学部客員研究員
2004年10月 専門社会調査士(社会調査士資格認定機構 第000054号)

主な著作

  • 『ICT・情報行動心理学』 北大路書房 2017.5(編著)
  • 『認知心理学(New Liberal Arts Selection)』 有斐閣 2010.7 (共著書)
  • 『高次認知のコネクショニストモデル—ニューラルネットワークと記号的コネクショニズム—』 共立出版 2005.7 (共編著書:編者筆頭)
  • 『心理学実験マニュアル—SPSSの使い方からレポートへの記述まで—』 北樹出版 2005.4 (共編著書)
  • 『認知科学パースぺクティブ—心理学からの10の視点—』 信山社 2002.6 (単編著書)
  • 『コネクショニストモデルと心理学—脳のシミュレーションによる心の理解—』 北大路書房 2001.6 (共編著書)
  • 『言語処理における記憶表象の活性化・抑制過程に関する研究』 風間書房 1997.2 (単著書)
  • 『データ分析のための統計入門』 共立出版1995.10 (共著書)


主な共著書(分担執筆)

  • 『誠信 心理学辞典 [新版]』 下山晴彦・編集代表 誠信書房 2014.9 (分担執筆:認知のモデル研究 134-137) 
  • 『認知心理学ハンドブック』 日本認知心理学会編 有斐閣 2013.12 (分担執筆:シミュレーション,記憶のモデル 22-23, 142-143) 
  • 『思考と言語(現代の認知心理学 3)』 楠見孝編 北大路書房 2010.7 (分担執筆:第4章 言語と思考に関するコネクショニストモデル 81-107)
  • 『心理学総合事典』 海保博之・楠見孝監修 朝倉書店 2006.6 (分担執筆:知識と言語理解 257-267)
  • 『人工知能学事典』 人工知能学会編 共立出版 2005.12 (分担執筆)
  • 『新・心理学用語の基礎知識』 中島義明ほか編 有斐閣 2005.1 (分担執筆)
  • 『現代心理学[理論]事典』 中島義明編 朝倉書店 2001.10 (分担執筆:ネットワーク理論 286-307)
  • 『認知研究の技法』 海保博之ほか編 福村出版 1999.2 (分担執筆)
  • 『経済・社会学のためのコンピュータ入門』 朝倉書店 1994.4 (分担執筆)
  • 『教育心理学用語辞典』 学文社 1994.5 (分担執筆)


主な論文

  • 特集「判断と意思決定の認知科学」編集にあたって 『認知科学』 22巻 2015.9 308-314(論文筆頭:都築誉史)
  • 考察方略が道徳ジレンマ状況における判断に及ぼす影響 『立教大学心理学研究』 57巻 2015.3 51-61(共著論文)
  • 多属性意思決定における妥協効果と魅力効果の生起機序に関する包括的分析—生理学的指標と眼球運動測定に基づく実験的検討— 『認知科学』 21巻 2014.12 451-467(共著論文):2014年度・日本認知科学会・奨励論文賞受賞
  • 眼球運動の時系列解析による多属性意思決定における魅力効果と妥協効果に関する検討 『認知心理学研究』 11巻 2014.2 81-96(論文筆頭:都築誉史)
  • 意思決定におけるバイアス矯正の研究動向 『立教大学心理学研究』 56巻 2014.3 45-58(共著論文)
  • 意思決定における決定方略と過程追跡法に関する研究動向  『立教大学心理学研究』 55巻 2013.3 33-44(共著論文)
  • 多属性意思決定における選択結果と事後解釈の不一致—チョイス・ブラインドネスと限定合理性—  『立教大学心理学研究』 55巻 2013.3 45-53(共著論文)
  • 医療における意思決定研究の動向  『立教大学心理学研究』 55巻 2013.3 55-66(共著論文)
  • 道徳ジレンマ状況における意思決定研究の動向  『立教大学心理学研究』 55巻 2013.3 67-77(共著論文)
  • 多属性意思決定における類似性効果,魅力効果,妥協効果に関する多測度分析 『心理学研究』83巻 2012.12 398-408(論文筆頭:都築誉史)
  • A multi-measure analysis of context effects in multi-attribute decision making: Examining the similarity, attraction, and compromise effects. Proceedings of the 34th Annual Conference of the Cognitive Science Society. 2012.8 1054-1059 (論文筆頭:T.Tsuzuki)
  • 意思決定スタイルに関する日本語版尺度作成の試み—“決定困難懸念尺度”に関する検討— 『立教大学心理学研究』 54巻 2012.3 35-42(共著論文)
  • 多属性-多肢選択意思決定における文脈効果と二重過程理論に関する研究動向—セルフコントロールと認知資源の相互関係— 『立教大学心理学研究』 54巻 2012.3 59-66(共著論文)
  • 高次認知過程に関する計算論的モデル研究の動向 『立教大学心理学研究』 52巻 2008.3 33-47 (論文筆頭:都築誉史)
  • 追求-後悔尺度による意思決定スタイルの測定—尺度の信頼性と自己肯定意識尺度との関係に関する検討— 『応用社会学研究』 50巻 2008.3 93-104 (単著論文)
  • 心的辞書における多義語の形態情報,意味情報,統語情報の構造—非対称MDS,INDSCAL, INDCLUSによる連想反応データの分析— 『立教大学心理学研究』 50巻 2008.3 57-66 (論文筆頭:都築誉史)
  • 多属性意思決定における文脈効果に関するモデル研究の動向 『立教大学心理学研究』 48巻 2006.3 69-79 (論文筆頭:都築誉史)
  • 購買意思決定において参照される商品属性に関する探索的分析 『応用社会学研究』 48巻 2006.3 37-52 (論文筆頭:都築誉史)
  • メディアコミュニケーションにおけるメディア意識と対人意識に関する分析—携帯電話,携帯メール,電子メール条件の比較— 『立教大学心理学研究』 47巻 2005.3 25-34(論文筆頭:都築誉史)
  • A stochastic comparison-grouping model of multialternative choice: Explaining decoy effects. Proceedings of the Twenty-sixth Annual Conference of the Cognitive Science Society. 2004.8 1351-1356 (論文筆頭:T.Tsuzuki)
  • Effects of syntactic information on semantic access of ambiguous verbs in spoken language comprehension: Evidence from a cross-modal priming experiment. Japanese Psychological Research. Vol.46 2004.3 31-43 (論文筆頭:T. Tsuzuki)
  • コネクショニストモデルと認知科学 『認知科学』 10巻 2003.3 3-9 (論文筆頭:都築誉史)(特集エディタ担当 特集「高次認知機能の創発とコネクショニストモデル」)
  • 記憶に関するコネクショニストモデルの動向 『基礎心理学研究』 20巻 2002.3 169-174 (単著論文)
  • 高次認知過程に関するコネクショニストモデルの動向 『心理学研究』 72巻 2002.2 541-555 (論文筆頭:都築誉史)
  • コネクショニズム(特集 20世紀の認知科学を振り返る—新世紀の発展に向けて—) 『認知科学』 8巻 2001.9 225-237 (単著論文)
  • 単語音読に関する認知心理学的モデルの動向—二重ルート・モデル,アナロジー・モデル,並列分散処理モデル— 『立教大学心理学研究』 42巻 2000.3 21-30 (単著論文)
  • 大学生におけるメディア・コミュニケーションの心理的特性に関する分析—対面,携帯電話,携帯メール,電子メール条件の比較— 『応用社会学研究』 42巻 2000.3 15-24 (論文筆頭:都築誉史)
  • 語彙的多義性の処理に関する並列分散処理モデル—文脈と共に提示された多義語の認知に関する実験データの理論的統合— 『認知科学』 6巻 1999.3 91-104 (論文筆頭:都築誉史)
  • 集団意思決定とコミュニケーション・モード 『実験社会心理研究』 38巻 1998.12 183-192 (共著論文)
  • 文の理解における語彙的多義性の解消過程に関するコネクショニスト・モデル 『心理学評論』 39巻 1996.12 273-294 (単著論文)
  • プライムとターゲットの文脈依存的関連性と文脈独立的関連性が語彙的多義性の解消過程に及ぼす効果 『心理学研究』 64巻 1993.8 191-198 (単著論文)

ハヤシ モモコ

林 もも子

教授

心理学科/現代心理学研究科 臨床心理学専攻

林 もも子

メッセージ

学問は学べば学ぶほど広がっていきます。奥へ進むほど、先が見えなくなります。心理学を学べば人の心がわかると思うのは間違いです。自分の心、人の心がますますわからなくなるのが心理学です。わかっていたつもりの自分の心がいかにあてにならないものか、人と関わることがいかに難しいかということが心理学を学べば学ぶほど実感されるでしょう。それでもやってみたいという方、一緒に学びましょう。


専門分野

臨床心理学、精神分析学、アタッチメント


主要な研究テーマ

臨床心理学、特に、精神分析理論とアタッチメント理論を研究テーマとする。青年や成人のアタッチメント・スタイルを測定するアタッチメント・スタイル面接(ASI)を用いた思春期の親子関係の研究経験などに基づき、アタッチメント理論の臨床的な応用および、精神分析理論とアタッチメント理論の統合について研究を進めている。


担当科目

心理療法、心理学演習 など


経歴

1983年 東京大学文学部心理学科卒業
1991年 東京大学教育学研究科博士課程 単位取得退学
1991年 臨床心理士
2019年 公認心理師

主な著作

  • 精神分析再考 みすず書房 2017 (単著)
  • 人間関係の生涯発達心理学 丸善出版2014(共著書)
  • 甘えとアタッチメント -理論と臨床実践- 遠見書房 2012(共著書)
  • 思春期とアタッチメント みすず書房 2010 (単著)
  • アタッチメントと臨床領域 ミネルヴァ書房 2007 (共著書)
  • 思春期臨床の考え方・すすめ方 金剛出版 2007 (共著書)
  • Reliability and validity of the Japanese edition of the Defense Style Questionnaire40 Psychiatry and Clinical Neurosciences (58)2004 152-156 (論文筆頭)
  • 愛着スタイルによる養育者の対人関係スタイルの評価 精神科診断学 14巻1号 2003 29-40(共著論文)
  • 成人のアタッチメント -- 概観と臨床心理学的考察 -- 立教大学コミュニティ福祉学部 紀要 第3号 2001 35-49(単著論文)
  • 臨床心理学研究の技法 下山晴彦編 福村出版社 2000.4 14 (共著書)
  • 自己臭恐怖の男子青年の精神療法—クライエント中心療法と精神分析的精神療法の観点からの検討 2000.4 精神分析研究 第44巻 第2号 203-207(単著論文)
  • 心理療法のできること できないこと 鍋田恭孝他編 日本評論社 1999.1 16(共著書)
  • エンカウンター・グループ再考 集団精神療法 14巻1号 1998.4 33-41(単著論文)
  • 青年期の境界性パーソナリティー障害患者の精神療法 1998.9 精神科治療学 第13巻 第9号 p.1155~p.1161(共著論文)
  • 臨床心理リーディングガイド 松井豊他 サイエンス社 1991.11 266(共著書)
  • コ・ファシリテーター関係に影響する諸要因 -- 探索的研究 -- 人間性心理学研究 8号 1990.12 80-99(単著論文)
  • エンカウンター・グループにおけるコ・ファシリテーター関係の重要性 心理学研究 61巻3号 1990.8 184-187(単著論文)
  • エンカウンター・グループの発展段階尺度の作成 心理学研究 60巻1号 1989.4 45-52 (単著論文)
  • 探索的研究方法:多数事例報告データによる仮説検索 人間性心理学研究 5号 1987.4 44-60(単著論文)

アサノ ミチコ

浅野 倫子

准教授

心理学科/現代心理学研究科 心理学専攻

浅野 倫子

メッセージ

例えば今あなたが目にしている文字は、考えてみれば単なる線のかたまりです。それなのに文字だと分かり、読めて、意味が伝わるのはなぜでしょう?また、文字や物体を見たり、音を聞いたりしたときに受け取る情報は、誰でも全く同じなのでしょうか?普段私たちが何気なくやっている「物事を認識する」という行為は、実は複雑で謎に満ちています。その謎の解明は、「人間とは何か」という人類永遠のテーマにも、より暮らしやすい社会づくりという身近なテーマにも繋がっています。そんな面白いことをする認知心理学、一緒に学んでみませんか?


専門分野

認知心理学、実験心理学


主要な研究テーマ

認知心理学、実験心理学が専門である。特に単語や文の読み、乳児の言語発達などの言語処理や、共感覚(文字に色を感じるなど、ある情報を受け取った時に、一般的な処理に加えて他の感覚も生じる現象。一部の人に見られる)など様々な感覚・認知処理間の関係について研究している。大きくは、言語機能とその他の認知処理機能(知覚、注意などを中心に)の関係に興味を持っている。


担当科目

言語心理学(学習・言語心理学)、心理学実験実習、心理学演習 など


経歴

2003年3月 東京大学文学部行動文化学科 卒業
2005年3月 東京大学大学院人文社会系研究科 修士課程 修了
2007年4月 日本学術振興会特別研究員(DC2→PD) 受入研究機関:東京大学(2009年3月まで)
2008年3月 東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程 単位取得退学
2009年2月 博士(心理学、東京大学)
2009年4月 東京大学大学院人文社会系研究科 特任研究員(2011年3月まで)
2010年5月 玉川大学脳科学研究所 嘱託研究員(2011年3月まで)
2011年4月 日本学術振興会特別研究員(PD) 受入研究機関:慶應義塾大学環境情報学部(2014年3月まで)
2014年4月 立教大学現代心理学部 助教
2018年4月 立教大学現代心理学部 准教授

主な著作

共著書(分担執筆)
  • 浅野倫子・渡邊淳司(2014). 岩波講座 コミュニケーションの認知科学 第1巻「言語と身体性」 第3章「知覚と言語」. 安西祐一郎,今井むつみ,入來篤史,梅田聡,片山容一,亀田達也,開一夫,山岸 俊男(編). 岩波書店.

論文
  • 宇野究人・浅野倫子・横澤一彦(2019). 漢字の形態情報が共感覚色の数に与える影響. 心理学研究, 89(6), 571-579.
  • Matsuda, E., Okazaki, Y. S., Asano, M. & Yokosawa, K. (2018). Developmental changes in number personification by elementary school children. Frontiers in Psychology, 9:2214, 1-10.
  • 浅野倫子 (2018). 共感覚と音象徴からのぞく認知処理間の潜在的な結びつき. 基礎心理学研究, 37(1), 57-64. (基礎心理学会第36回大会での講演論文)
  • Root, N. B., Rouw, R., Asano, M., Kim, C-Y., Melero, H., Yokosawa, K., & Ramachandran, V. S. (2018). Why is the synesthete's "A" red? Using a five-language dataset to disentangle the effects of shape, sound, semantics, and ordinality on inducer-concurrent relationships in grapheme-color synesthesia. Cortex, 99, 375-389.
  • Yokosawa, K., Schloss, K. B., Asano, M., & Palmer, S. E. (2016). Ecological effects in cross-cultural differences between US and Japanese color preferences. Cognitive Science, 40, 1590-1616.
  • Nagai, J., Yokosawa, K., & Asano, M. (2016). Biases and regularities of grapheme-color associations in Japanese non-synesthetic population. Quarterly Journal of Experimental Psychology, 69, 11-23.
  • Asano, M., Imai M., Kita, S., Kitajo, K., Okada, H., & Thierry, G. (2015). Sound symbolism scaffolds language development in preverbal infants. Cortex, 63, 196-205.
  • Tamaoka, K., Asano, M., Miyaoka, Y., & Yokosawa, K. (2014). Pre- and post-head processing for single- and double-scrambled sentences of a head-final language by the eye tracking method. Journal of Psycholinguistic Research, 43, 167-185.
  • Asano, M. & Yokosawa, K. (2013). Grapheme learning and grapheme-color synesthesia: Toward a comprehensive model of grapheme-color association. Frontiers in Human Neuroscience, 7:757.
  • Asano, M. & Yokosawa, K. (2012). Synesthetic colors for Japanese late acquired graphemes, Consciousness and Cognition, 21, 983-993.
  • Asano, M. & Yokosawa, K. (2011). Synesthetic colors are elicited by sound quality in Japanese synesthetes, Consciousness and Cognition, 20, 1816-1823.
  • Asano, M. & Yokosawa, K. (2011). Rapid extraction of gist from visual text and its influence on word recognition, The Journal of General Psychology, 138, 127-154.
  • Asano, M., Kanaya, S., & Yokosawa, K. (2008). Proofreaders show a generalized ability to allocate spatial attention to detect changes. Psychologia, 51, 126-141.
  • 浅野倫子・横澤一彦 (2007). 校正専門家の高次視覚特性に関する検討. 基礎心理学研究, 26, 29-37.

マツナガ ミキ

松永 美希

准教授

心理学科/現代心理学研究科 臨床心理学専攻

松永 美希

メッセージ

「同じ状況であっても,人はどうして感じ方が違うのであろう?異なる行動をとるのであろう?」このようなことに疑問を抱き,心理学を学び始めました。心理学を学べば学ぶほど,疑問は深まるばかりですが,現在は,こころの健康を阻害したり,促進する心理的要因,特に,行動・思考パターンについて研究しています。また,認知行動療法という心理療法をもとに,その人が健康で自分らしく生活できるような臨床心理学的援助のあり方について検討しています。 臨床心理学は,心理学の幅広い知識と科学的思考,そして豊かな経験が必要とされる学問です。臨床心理士を志す人には,これらを絶妙なバランスで身につけてもらいたいと思います。

専門分野

臨床心理学、認知行動療法、健康心理学

主要な研究テーマ

臨床心理学,特に認知行動理論・療法に関する研究を行っている。これまで,抑うつを維持・悪化させる心理的要因に関する検討や,それらの知見を活かした,うつ病患者への集団認知行動療法の効果について研究を行ってきた。また最近は,新任教師をはじめとした労働者のストレスとメンタルヘルスとの関係についても研究を進めている。

担当科目

臨床心理学

経歴

2000年 早稲田大学人間科学部人間健康科 卒業(人間科学士)
2002年 早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程 修了(修士「人間科学」)
2002年 広島県公立中学校スクールカウンセラー
2004年 吉備国際大学社会福祉学部臨床心理学科 助手
2008年 比治山大学現代文化学部社会臨床心理学科 講師
2010年 広島大学大学院医歯薬学総合研究科博士課程 修了(博士「医学」)
2013年 立教大学現代心理学部心理学科 准教授

主な著作

  • 対人援助と心のケアに活かす心理学 2017.3(共著, 有斐閣)
  • うつ病の集団認知行動療法マニュアル ~再発予防や復職支援に向けて~ 2011.6(共著,日本評論社)
  • 60のケースから学ぶ認知行動療法 2012.12(分担執筆,北大路書房)
  • 医療心理学の新展開 2008.11 (分担執筆,北大路書房)
  • うつを克服するための行動活性化練習帳 認知行動療法の新しい技法 2012.6 (分担翻訳,創元社)
  • 新任教師のリアリティ・ショック要因尺度,心理学研究,88(4),印刷中(2017,10予定)
  • 新任教師のリアリティーショック 産業ストレス研究,21(3),237-242,2014.7
  • 反すうが自動思考と抑うつに与える影響 心理学研究,84, 451-457, 2013.12
  • 心理士が中心に実施したうつ病の集団認知行動療法 行動療法研究,38, 181-191, 2012.9
  • Psychosocial functioning in patients with treatment-resistant depression after group cognitive behavioral therapy BMC Psychiatry, 16, 10-22, 2010.3
  • 難治性うつ病に対する認知行動療法 臨床精神医学,40, 859-868, 2011.6.
  • 腹痛への懸念を強く訴えた社会不安障害患者に対する認知行動療法 行動療法研究, 32, 157-166, 2006.9

ヤマダ テツコ

山田 哲子

准教授

心理学科/現代心理学研究科 臨床心理学専攻

山田 哲子

メッセージ

臨床心理学は、人や家族が人生の様々な困難や課題と遭遇して心理援助を必要とした際、効果を発揮することができる学問です。これまで多くの研究の知見を活かし、様々な心理援助が発展してきました。しかし私たちの生きる現代は、「個人の生き方」や「家族のかたち」が多様化しているため、心理援助にはさらなる発展が求められています。私は、こころの問題を呈したとされる個人だけでなく、その家族やコミュニティなどの関係性も視野に入れるシステムズアプローチを取り入れる家族療法に関心があります。そして、社会の変化に合わせた心理援助を構築するため、当事者家族の声をもとにした研究を行っています。このような「心理援助」と「研究」の二つを大事にしながら学問を発展させていく知の営みの楽しさを、臨床心理学に携わる者として今後も伝えていきたいと思っています。

専門分野

臨床心理学、家族心理学、家族療法

主要な研究テーマ

臨床心理学、家族心理学を専門としている。近年は、知的障がい者のいる家族や離婚を経験した家族を対象とし、主に質的研究法を用いながら現象を描き出し、心理的支援の構築を目的に研究を行っている。

担当科目

心理学文献講読、心理学演習、心理学研究法など

経歴

2008年3月 国際基督教大学教養学部教育学科 卒業
2010年3月 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程 修了(修士「教育学」)
2015年3月 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程 修了(博士「教育学」)
2016年4月 立教大学現代心理学部心理学科 准教授

主な著作

論文
  • 山田哲子(2012). 成人知的障がい者の両親における「子どもを親元から離すこと」をめぐる心理的プロセス—入所施設利用に注目して— 家族心理学研究,26. 69‐82
  • 福丸由佳・中釜洋子・大瀧玲子・山田哲子・曽山いづみ・本田麻希子・平良千晃 (2012).離婚を経験する子どもと家族への支援—— FAIT(Family In Transition)の導入と実践 明治安田こころの健康財団研究助成論文集, 47, 65-74.
  • 山田哲子(2015).知的障がいのある子どもを緊急に親元から離すプロセスとは‐在宅ケアを望んでいた親の施設利用に焦点を当てて‐質的心理学研究,14,128‐145
  • 山田哲子(2015).親亡き後を視野に入れた知的障がい者家族支援の構築の試み. 日本精神衛生学会「心と社会」161, 46-52

資格

臨床心理士、家族心理士

KAVANAGH, Christopher

カヴァナ,M.クリストファー

特任准教授

心理学科/現代心理学研究科 心理学専攻

カヴァナ,M.クリストファー

メッセージ

政治的・社会的動乱下の現代においては、どのように個人や集団の心理が機能するのかを理解し、蔓延しているヒトの認知バイアスに気づきやすくなることが強く求められます。心理学を学ぶことにより、学生は実験デザインや統計分析などの実践的で有用なスキルを身に付けることができるばかりか、それ以上に大切な批判的にものごとを考えたり分析的な見方を養うことができるようになるのです。今、心理学は「オープンな科学」と「発展した研究実践」によって活性化しており、学ぶのに絶好のタイミングなのです。

専門分野

Social Psychology, Collective Emotion, Ritual Psychology, Cognitive Science of Religion, Open Science

主要な研究テーマ

主に儀式とそれが個人や集団の心理にもたらす影響について研究しています。このテーマを研究する上で、社会心理学と認知人類学の様々な要素を組み合わせ、現場研究と実験室研究からデータを得るという学際的手法を採っています。集団的感情儀式が儀式の参加者ならび観衆に及ぼす影響と、儀式の実行と宗教的・超自然的信念が認知心理学の観点とどのように関連するのかを検討することに特に関心があります。

担当科目

英語ディベート、英語文献講読、英語表現

経歴

2007年 School of Oriental & African Studies, University of London (BA Study of Religion).
2008年 School of Oriental & African Studies, University of London (Masters in Social Anthropology).
2010年 University of Oxford, Institute of Cognitive and Evolutionary Anthropology (Masters in Cognitive and Evolutionary Anthropology)
2016年 Completed PhD (DPhil) at University of Oxford, Institute of Cognitive and Evolutionary Anthropology, Department of Anthropology and Museum Ethnography.
2016年 Post-Doctoral Research Position at Oxford University, Institute of Cognitive and Evolutionary Anthropology.
2018年 Specially Appointed Associate Professor at Rikkyo University, Department of Psychology, Faculty of Contemporary Psychology

主な著作

査読論文
  • Kavanagh, C., Jong, J., Whitehouse, H. (in press) Ritual and religion as social technologies of cooperation. In Culture, Mind, Brain: Emerging Concepts, Models, Applications. (Eds.) Laurence J. Kirmayer, Shinobu Kitayama, Carol M. Worthman, Robert Lemelson, and Constance A. Cummings. Cambridge University Press: Cambridge.
  • Kapitány, R., Kavanagh, C., Whitehouse, H., & Nielsen, M. (2018) Examining memory for ritualized gesture in complex causal sequences. Cognition, 181, 46-57.
  • Thomson, R., Yuki, M., Talhelm, T., Schug, J., … Kavanagh, C., … & Visserman, M. (2018) Relational Mobility predicts social behaviors in 39 countries and is tied to historical farming and threat. Proceedings of the National Academy of Science, 201713191.
  • Kavanagh, C., Jong, J., McKay, R., Whitehouse, H. (2018) Positive experiences of high arousal martial arts rituals are associated with identity fusion bonds and willingness to perform personally costly pro-group behaviors. European Journal of Social Psychology. https://doi.org/10.1002/ejsp.2514
  • Kapitány, R. & Kavanagh, C. (2018) A ritual by any other name. Behavioral and Brain Sciences, 41, e79.
  • Kavanagh, C. (2018) Too much, too little, or the wrong kind of 'theory' in the Study of Religions? Method and Theory in the Study of Religion. https://doi.org/10.1163/15700682-12341439
  • Kavanagh, C. (2018) Ritual and Cognition. International Encyclopedia of Anthropology. Hilary Callan (Ed.), Wiley-Blackwell: Oxford.
  • Kavanagh, C. & Yuki, M. (2017) Culture & Group Processes. Online Readings in Psychology & Culture, 5(4), 1-22.
  • Whitehouse, H., Jong, J., Buhrmester, M., Gómez, A., Bastian, B., Kavanagh, C., Newson, M., Matthews, M., Lanman, J., Gavrilets, S., (2017) The evolution of identity fusion and extreme cooperation. [Nature] Scientific Reports, 7, srep44292.
  • Kavanagh, C. (2017) The event cognition 'hammer' and the 'nails' of experience. Religion, Brain & Behavior, 7(1), 68-70.
  • Kavanagh, C. & Nakawake, Y. (2016) Developing the Field Site Concept for the Study of Cultural Evolution: The Promise and the Perils. Cliodynamics, 7(2): 272-280.
  • Jong, J., Whitehouse, H., Kavanagh, C., & Lane, J. (2015). Shared negative experience leads to identity fusion via personal reflection. PLoS ONE, 10(12): e0145611.
  • Jong, J., Kavanagh, C., & Visala, A. (2015). Born idolaters: The limits of the philosophical implications of the cognitive science of religion. Neue Zeitschrift für Systematische Theologie und Religionsphilosophie, 20(2), 244-266.
  • Kavanagh, C. (2015). On the necessity of “minimal” methodological standards and religious “butterfly” collecting. Religion, Brain & Behavior, 5, 53-55.

論文
  • Kavanagh, C. (Mar 2018) Why (almost) everything reported about the Cambridge Analytica / Facebook ‘hacking’ controversy is wrong. Medium.
  • Kavanagh, C. (Jan 2017) People are intensely loyal to groups which abuse newcomers. Why? Aeon Magazine.
  • Kavanagh, C. (Sep 2016) Religion without belief. Aeon Magazine
  • Kavanagh, C. (May 2016) Did Easter Island culture collapse? The answer is not so simple. Aeon Magazine.

学会活動

International Association for Cognitive Science of Religion (Communication Officer)

ハシモト カズノリ

橋本 和典

特任准教授

心理学科/現代心理学研究科 臨床心理学専攻

橋本 和典

メッセージ

人災、天災の相次ぐ危機の時代です。大きな世界な揺れは、弱い個や集団にはとてつもなく大きな揺れになり、ストレス・トラウマ反応、抑うつ、さらに嵩じて自死、暴力、虐待、組織機能不全や崩壊を容易にもたらす可能性があります。人間が作ったグローバル社会に、作った人間が押しつぶされるかのごとくです。この時代の深刻な危機に確かに応えられる心の専門家の育成に携わりたいという想いから、この2017年の4月に、本学に着任しました。日常にあふれる危機を否認せず向き合い、しなやかで創造的な人格変化を扶ける危機介入からの精神分析的心理療法が私の専門です。大学、大学院では、主に、臨床心理士・公認心理師資格のための実習を担当します。資格は、社会的信頼の第一歩として重要です。しかし、この時代は、資格取得を超えて、患者・クライエントの「助けの求め」に確かに応えることができ、一生をかけて職人のごとくに技術を磨き、さらに自らの仕事成果を科学的に研究できるタフな臨床家が必要です。その土台づくりを共にやっていければと思います。専門家を目指す皆さんの勇気ある一歩を期待しています。

専門分野

臨床心理学、精神分析的心理療法、集団精神療法、危機介入、精神分析的組織開発学

主要な研究テーマ

私の専門である「精神分析的システムズ心理療法」を技法変数とした、準実験的事例研究法による治療機序研究が主な研究テーマである。困難クライアントの自己破壊性、思春期妄想、コンプレックストラウマの治療機序の解明が最近のテーマである。さらに、「普通」の青年の創造的アイデンティティ発達を促進する心理教育的集団精神療法手法(Adolescent Identity Group)の開発および、それを用いた現代青年の発達機序の解明にも取り組んできた。また、東日本大震災後は、地元企業人との協働で、福島県郡山市に大規模災害PTSDの心理療法トリートメントおよび予防心理教育のためのセンターを立ち上げた。そこで、大災害後中長期のPTSDに対する心理・教育対応のモデル構築およびその成果研究を行っている。

担当科目

現代心理学入門,心理実践実習2(臨床心理実習1),心理実践実習3・4,臨床心理実習1・2,心理実践実習1(基礎)

経歴

2000年3月 東京大学大学院教育学研究科総合教育科学教育心理学コース専攻修士課程 修士(教育学)
2003年1月 臨床心理士
2006年4月 全米集団精神療法学会公認集団精神療法師(CGP)
2013年3月 国際基督教大学大学院教育学研究科教育原理・心理学専攻博士後期課程 博士(教育学)
2013年9月 国際基督教大学教養学部准教授(2016年3月まで)
2017年4月 立教大学現代心理学部特任准教授
2019年2月 公認心理師

その他主な職歴
PAS心理教育研究所、福島復興心理・教育臨床センター、東京大学駒場学生相談所、相州メンタルクリニック中町診療所など

臨床訓練歴
1998年3月 PAS心理教育研究所プロフェッショナルスクールSEカウンセリングコース(2年間)修了
2001年3月 同 本科課程(3年間)修了
2003年3月 同 専攻科課程(2年間)修了

主な所属学会
1997年4月 国際力動的心理療法学会 会員(理事:2006年4月~現在まで、事務局長:2009年4月~2016年8月、年次大会会長: 2013年など)
1997年4月 日本集団精神療法学会 会員
1998年4月 日本心理臨床学会 会員
2003年6月 日本精神分析学会 会員
2005年3月 American Group Psychotherapy Association, Clinical Member
2009年1月 International Association of Group Psychotherapy and Group Processes


主な著作

共著書(分担執筆)
  • 橋本和典・高田毅(2017) 心理療法コミュニティ・ビルディング 日本集団精神療法学会監修 藤信子・西村馨・樋掛忠彦編 『集団精神療法の実践事例30』 創元社 pp.277-295
  • 橋本和典(2010) キャリア・ディベロップメント:産業臨床 小谷英文編 『現代心理療法入門』 PAS心理教育研究所出版部 pp.259-264
  • 橋本和典(2010) 成果:人格障害圏 小谷英文編 現代心理療法入門 PAS心理教育研究所出版部 pp. 225-230
  • 橋本和典・高田毅(2010) 受益者:集団・組織・社会 小谷英文編 現代心理療法入門 PAS心理教育研究所出版部 pp. 71-81
  • 橋本和典・ジェイムス朋子(2010) 心理療法への招待:体験 小谷英文編 現代心理療法入門 PAS心理教育研究所出版部 pp. 35-49
  • 橋本和典(2009) 人格障害の集団精神療法 小谷英文編 グループセラピィの現在-精神疾患集団療法から組織開発タスクフォースまで- 現代のエスプリ504 ぎょうせい pp.123-135
  • 橋本和典他(2009) アイデンティティグループ 小谷英文編 ニューサイコセラピィ-グローバル社会における安全空間の創成 ICU21世紀COEシリーズ第3巻 風行社 pp.225-246
  • 橋本和典(2009) 男性の成熟性-集団同一性から自我同一性の成熟 小谷英文編 ニューサイコセラピィ-グローバル社会における安全空間の創成 ICU21世紀COEシリーズ第3巻 風行社 pp.59-82
  • 橋本和典(2005) アイデンティティ教育(高等教育) 小谷英文編 現代のエスプリ別冊:心の安全空間-家庭・地域・学校・社会 至文堂 pp.149-160
  • 橋本和典(2003) 「同一視」「前エディプス力動」「サブグループ化」「集団同一性」「集団サイズの影響」等13項目 日本集団精神療法学会監修 北西憲二・小谷英文・池淵恵美・磯田雄二郎・武井麻子・西川昌弘・西村馨編 集団精神療法の基礎用語 金剛出版

主な論文(#は査読あり)
  • 橋本和典(2017) メガ災害被災地における集団精神療法 精神療法, 第43巻5号, pp. 675-679
  • 橋本和典・足立智昭・宇佐美しおり・高橋教朗・中島隆博(2017) 日本におけるメガ災害PTSD予防および心理療法トリートメントシステム構築の必要性 国際力動的心理療法学会 IADP提言
  • 橋本和典(2016) 福島復興心理・教育臨床センター—心理療法コミュニティー:郡山モデル 心理臨床の広場, 第8巻2号, pp. 38-39
  • 橋本和典(2016) 福島における心理療法家の課題—震災PTSDの治癒・治療・予防(2016) 危機事態における力動的心理療法(IADP第19回・20回大会論文集), pp. 98-106
  • 橋本和典(2016) 福島における希望の実験—福島復興心理・教育臨床センターの試み 危機事態における力動的心理療法(IADP第19回・20回大会論文集), pp. 112-126
  • 橋本和典(2016) 喪失と較差力動-困難患者と大震災PTSD心理療法の観点から International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 19-26
  • 橋本和典・高田毅(2016) 福島復興心理・教育臨床センターの成果と展望International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 99-111
  • # Kotani, H., Adachi, T., Nishikawa, M., Nakamura, Y., Hige, K., Hashimoto, K., Nishiura, K., Hashimoto, M., Hanai, T., Ishikawa, Y., Sasaki, H., Ogimoto, K. (1999). Struggling with the fourth disaster in East Japan.  Forum: Journal of the International Association for Group Psychotherapy and Group Processes, n. 6, 79-99.
  • 橋本和典・石川与志也(2011) 重度意欲喪失に対するキャンパス・アイデンティティグループ-技法構成と効果性の検討- 東京大学駒場学生相談所紀要, 15号, pp. 4-32
  • # 橋本和典(2011) 青年版集団同一性質問紙(GIS-A)の作成-信頼性・妥当性の検討 教育研究, 第53号, pp. 69-77
  • Hashimoto, K.(2009) Psychoanalytic psychotherapy for contemporary hysteria: A late-adolescent female case of dissociative hysteria with self-destructive problems.  International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 87-97
  • 橋本和典(2008) 倫理と青年期集団精神療法 集団精神療法, 第24巻1号, pp. 30-40
  • 橋本和典・石川与志也(2006) 学生相談におけるキャンパス・アイデンティティグループの試み 東京大学総合文化研究科学生相談所紀要, 10号, 22-24
  • 橋本和典・秋山朋子 「青年期アイデンティティグループ」の効果性の検討-男根性覇気の再内在化過程- 総合保健科学広島大学保健管理センター研究論文集, 19号, pp.27-35
  • 高田毅・橋本和典・栗田七重 現代健常青年の鍵発達機序の同定に向けて-集中青年期アイデンティティグループを用いて International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 87-97
  • # 小谷英文・中村有希・秋山朋子・橋本和典(2001) 青年期アイデンティティグループ-性愛性と攻撃性の分化統合を中核作業とする技法の構成-集団精神療法, 第17巻1号, pp. 27-36
  • # 橋本和典・西川昌弘・河野貴子(1999) E. H. Eriksonの集団同一性概念の治療的仮説構成-青年期集団精神療法における有効性の検討- 集団精神療法, 第15巻1号, pp. 63-72
  • # 橋本和典(1998) コンバインド・セラピーにおけるシステム階層性-アイソモルフィーにみる治療的促進効果- 集団精神療法, 第14巻1号, pp. 67-71

翻訳
  • 橋本和典(2014) 第11章 困難患者 小谷英文監訳 東日本大震災支援合同チーム訳 最新大災害メンタルヘルスガイド 不測の衝撃-危機介入に備えて知っておくべきこと 金剛出版 (Ng, A. (2010). Difficult encounters. Stoddard, F., Kats, C., Merlino, J., & Group of the advancement of psychiatry. (Eds.) Hidden Impact-What you need to know for the next disaster: A practical mental health guide for clinicians. Sadbury, Massachusetts, Jones and Bartlett publishers. pp. 87-93.)

ヤスダ ミドリ

安田 みどり

特任准教授

心理学科/現代心理学研究科 臨床心理学専攻

安田 みどり

メッセージ

現代社会にはさまざまなコミュニティが存在し、そこに生活する人とコミュニティとは相互に影響し合っています。コミュニティ心理学では、人々がよりよく生きるためのコミュニティの役割やあり方を、心理学の視点から考えます。コミュニティの力を活用して、個人や社会の問題を解決したり予防したりするにはどうしたらよいのか、人々が自分たちの力でコミュニティを良くするために、心理専門職はどのような援助ができるのか、一緒に考えていきたいと思います。

専門分野

臨床心理学、コミュニティ心理学

主要な研究テーマ

コミュニティ心理学における予防的介入および多職種協働を研究テーマとしている。予防研究としては、心理職への援助要請の視点から、学生や対人援助職を対象に、援助につなげるための介入や援助要請を促進する環境に関する検討を行なっている。またコミュニティでの多職種協働として、スクールカウンセリングや緩和ケアにおけるコンサルテーション・コラボレーションの研究に取り組んでいる。

担当科目

コミュニティ心理学、学校心理学、心理学演習 など

経歴

2000年3月 慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻 卒業
2002年3月 東京学芸大学大学院教育学研究科学校教育専攻心理学講座 修了
2008年3月 上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻博士後期課程 満期退学
2011年3月 博士(心理学)上智大学
2016年4月 立教大学現代心理学部心理学科 特任准教授

資格

臨床心理士・公認心理師・学校心理士

主な著作

共著書(分担執筆)
  • 患者をチームで支えるにはー医療現場におけるコラボレーション 日本コミュニティ心理学会研究委員会編 コミュニティ心理学 実践研究のための方法論 80-88 2019 新曜社
  • 看護師の援助要請 水野治久監修 永井智・本田真大・飯田敏晴・木村真人編 援助要請と被援助志向性の心理学 60-69 2017 金子書房
  • 医療に対する援助要請 上野徳美・久田満編 医療現場のコミュニケーション 100-110 2008 あいり出版

論文
  • コミュニティ心理学における予防に関する教育の試み コミュニティ心理学研究,20(2),164-173, 2017
  • 心理臨床実践におけるコンサルテーション : 学校領域からの報告 (特集 コンサルテーションの理論と実際 : さまざまなモデルと多様な現場における実践) コミュニティ心理学研究,18(2), 205-213,2015
  • 臨床心理士の専門職アイデンティティ尺度の開発 臨床心理学,14(4),563-567,2014(共著)
  • 看護師における心理専門職への援助要請に対する態度および意図-カウンセリングとコンサルテーションの促進要因の検討- 心理臨床学研究,31(1),107-117,2013(共著)
  • 看護師用援助要請意図尺度の作成 カウンセリング研究,43, 212-219,2010
  • 心理専門職への援助要請に対する態度尺度の作成-信頼性と妥当性の検討- コミュニティ心理学研究, 13(2), 121-132,2010(共著)
  • 大学生におけるカウンセリングに対する態度とその関連要因-性差と自尊心に注目して- コミュニティ心理学研究,12(2),129-140,2009(共著)

カセ タカヨシ

嘉瀬 貴祥

助教

心理学科

嘉瀬 貴祥

メッセージ

日常生活のなかで生じる様々な問題を解決するために、人が無意識あるいは意図的に発揮している心理社会的能力である「ライフスキル」について研究しています。ライフスキルが効果的に発揮され、心の健康の維持や向上につながる過程について、性格特性や人生に対する志向性などの概念との関係から検討しています。

専門分野

健康心理学、パーソナリティ心理学、教育心理学など

主要な研究テーマ

ライフスキルの効果的な発揮を促す要因として、個人の人生観なども含んだストレス対処能力であるSense of Coherenceに注目し、ライフスキルとSense of Coherenceの双方を向上させることができるような人生経験とは何か、ということを調べています。さらに、このような知見を青年期の健康教育にどのように活用できるかどうかという点について、ライフスキル教育に関連する心理学的理論に視座をおき検討しています。

担当科目

心理学調査実習、社会調査演習、心理学統計法

経歴

2012年3月 立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科 卒業
2014年3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科博士課程前期課程 修了
2015年4月 日本学術振興会特別研究員 DC2
2017年3月 立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程 修了
2017年4月 現職

主な著作

論文
  • Kase, T., Ueno, Y., Shimamoto, K., & Oishi, K. (2019). Causal relationships between sense of coherence and life skills: Examining the short-term longitudinal data of Japanese youths. Mental Health & Prevention, 13, 14-20.
  • 嘉瀬貴祥・上野雄己・下司忠大(2019).Dark Triadのライフスキルに対する関連—反社会的な性格特性の適応的,不適応的側面に関する探索的検討— パーソナリティ研究,27,266-269.
  • Kase, T., Ueno, Y., & Oishi, K. (2018). The overlap of sense of coherence and the Big Five personality traits: A confirmatory study. Health Psychology Open, 5, 1-4.
  • 嘉瀬貴祥・上野雄己・梶内大輝・島本好平(2018).パーソナリティ・プロトタイプにおけるResilients, Overcontrollers, Undercontrollers,およびその他のタイプの特徴—ライフスキルの高低に基づいた検討— パーソナリティ研究,27,164-167.
  • 木村駿介・嘉瀬貴祥・大石和男(2018).共食の質尺度の作成および精神的健康との関連 日本家政学会誌,69,439-447.
  • 奇二正彦・嘉瀬貴祥・濁川孝志(2018).自然体験がスピリチュアリティの醸成に及ぼす影響 トランスパーソナル心理学/精神医学,17,68-83.
  • 嘉瀬貴祥・上野雄己・大石和男(2017).Sense of Coherenceによる精神的健康の予測可能性に関する検討 —Big Five性格特性との弁別性の観点から— パーソナリティ研究,26,160-162.
  • 坂内くらら・嘉瀬貴祥・木村駿介・大石和男(2017).プロのピアノ奏者における演奏不安の発現の包括的構造に関する質的研究 —心理・身体・環境要因とパフォーマンスの経時的変化に注目して— ストレスマネジメント研究,13,75-84.
  • 嘉瀬貴祥・上野雄己・大石和男(2017).パーソナリティ・プロトタイプに基づいた大学生の類型化と精神的健康の関連 日本健康教育学会誌,25,195-203.
  • 嘉瀬貴祥・飯村周平・坂内くらら・大石和男(2016).青年・成人用ライフスキル尺度(LSSAA)の作成 心理学研究,87,546-555.
  • Bannai, K., Kase, K., Endo, S., & Oishi, K. (2016). Relationships among performance anxiety, Agari experience, and depressive tendencies in Japanese music majors. Medical Problems of Performing Artists, 31, 205-210.
  • Kase, T., Endo, S., & Oishi, K. (2016). Process linking social support to mental health through a sense of coherence in Japanese university students. Mental Health & Prevention, 4, 124-129.
  • 嘉瀬貴祥・坂内くらら・大石和男(2016).日本人成人のライフスキルを構成する行動および思考—計量テキスト分析による探索的検討— 社会心理学研究,32,60-67.
  • 嘉瀬貴祥・上野雄己・大石和男(2016).高いSense of Coherenceを持つ者のライフスキルの特徴と構造に関する探索的検討 パーソナリティ研究,25,93-96.
  • 嘉瀬貴祥・坂内くらら・大石和男(2015).大学生におけるライフスキルの特徴についての探索的検討—精神的健康の向上を目的としたライフスキル教育の観点から— 学校保健研究,57,246-256.
  • 嘉瀬貴祥・大石和男(2015).大学生におけるタイプA行動様式および首尾一貫感覚 (SOC) が抑うつ傾向に与える効果の検討 パーソナリティ研究,24,38-48.

カワゴエ トシカズ

川越 敏和

助教

心理学科

メッセージ

心理学は行動を通して「こころ」を研究します。中でも基礎的な心理学は、全般的な人間心理に焦点をあて、応用研究の礎となる根本的心理を探求します。ここでは「こころ」に関連する様々な事象が研究対象になりえます。例えば、皆さんは講義中やバイト中に、今やっていることとは無関係な事柄についてぼーっと考えたことがあると思います。これはマインドワンダリングと呼ばれ、近年私が注目している心理現象です。ほかにも、記憶や知覚、発達、感情など、面白い研究がホントにたくさんあります。ぜひ一度、学んでみましょう。「こころ」って、知らないことや分かってないことだらけですよ。

専門分野

実験心理学、認知神経科学

主要な研究テーマ

マインドワンダリング、モチベーション、エイジング、実行機能 など

担当科目

心理学実験実習、心理学文献講読、心理学概論、心理学研究法 など

経歴

2011年3月 熊本大学文学部総合人間学科 卒業
2013年3月 熊本大学大学院社会文化科学研究科博士前期課程 修了
2014年4月 日本学術振興会特別研究員
2014年4月 京都大学こころの未来研究センター公募型連携プロジェクト共同研究員
2016年3月 熊本大学大学院社会文化科学研究科博士後期課程 修了
2016年4月 島根大学医学部内科学講座(内科学第三) 研究員
2016年4月 熊本大学文学部総合人間学科 非常勤講師
2018年4月 立教大学現代心理学部心理学科 助教

主な著作

論文
  • Kawagoe, T., Onoda, K., Yamaguchi, S. Subjective memory complaints are associated with altered resting-state functional connectivity but not structural atrophy. Neuroimage Clinical, 21,101675, (2019).
  • Suzuki, M., Kawagoe, T., Nishiguchi, S. et al. Neural Correlates of Working Memory Maintenance in Advanced Aging: Evidence From fMRI. Frontiers in Aging Neuroscience,10, 358, (2018).
  • Kawagoe T, Onoda K, Yamaguchi S. Different pre-scanning instructions induce distinct psychological and resting brain states during functional magnetic resonance imaging. European Journal of Neuroscience, 47(1), 77-82, (2018).
  • Kawagoe, T., Matsushita, M., Hashimoto, M., Ikeda, M., Sekiyama, K. Face-specific memory deficits and changes in eye scanning patterns among patients with amnestic mild cognitive impairment. Scientific Reports, 7, 14344, (2017).
  • Kawagoe, T., Onoda, K., & Yamaguchi, S. Apathy and Executive Function in Healthy Elderly—Resting State fMRI Study. Frontiers in Aging Neuroscience, 9, 124, (2017).
  • Kawagoe, T., Onoda, K., & Yamaguchi, S. Associations among executive function, cardiorespiratory fitness, and brain network properties in older adults. Scientific Reports, 7, 40107, (2017).
  • Onoda, K., Kawagoe, T., Zheng, H., & Yamaguchi, S. Theta band transcranial alternating current stimulations modulates network behavior of dorsal anterior cingulate cortex. Scientific Reports, 7, 3607, (2017).
  • 川越敏和. 「高齢者における認知・運動能力と脳内ネットワーク」基礎心理学研究, 36(1), 148-154, (2017).
  • 和田玲子・久永聡子・郭霞・木村博子・鈴木麻希・川越敏和・積山薫. 「楽器演奏介入が高齢者の認知機能に与える効果について」広島文化学園大学学芸学部紀要, 7, 51-60, (2017).

オオノ ヒサシ

大野 久

教授

現代心理学研究科 心理学専攻

大野 久

メッセージ

青年期は、自我の発達、親からの心理的離乳、就職、恋愛、結婚など様々な心理的な主題がクローズアップされる時期です。青年心理学はそうした問題について発達心理学的、人格心理学的にアプローチします。アイデンティティ、充実感などの感情、恋愛、親子関係、友人関係などが研究テーマとしてよく取り上げられます。研究方法としては、質問紙調査から、手記分析、面接調査、生涯発達の観点から伝記資料分析などが行われています。青年期における他者と自己を知るための学問です。

専門分野

青年心理学、生涯発達心理学、人格心理学(青年期) iTunes Uから「青年期の自我と恋愛」(半期分)の講義が視聴できます
https://itunes.apple.com/jp/institution/rikkyo-university/id510680593

主要な研究テーマ

青年心理学を研究テーマとする。特に、青年期の健康なアイデンティティの発達と、それに関連する充実感などの生活感情、恋愛などに関する研究を行っている。方法論的には、調査法による量的なデータと、手記分析など質的なデータの双方から青年期の心理に接近する試みに努力してきた。

担当科目

青年心理学、人格心理学特殊研究、人格心理学特殊演習 など

経歴

1985年3月 名古屋大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程単位取得退学
1985年4月 新潟青陵女子短期大学幼児教育学科 専任講師
1986年4月 新潟青陵女子短期大学幼児教育学科 助教授
1996年4月 立教大学 学校・社会教育講座 助教授
1997年4月 立教大学 学校・社会教育講座 教授
2005年9月 中華人民共和国 山西大学 客座教授

主な所属学会

  • 日本発達心理学会 「発達心理学研究」常任編集委員 1996~1997
  • 日本青年心理学会 「青年心理学研究」常任編集委員 1998~2001,2004~2016 編集委員長2005~2012
  • 日本発達心理学会 企画委員 1999~2000
  • 日本教育心理学会 「教育心理学研究」常任編集委員 2001~2003
  • 日本心理学会 「心理学研究」(常任)編集委員 2005~2009
  • 日本青年心理学会 第23回大会準備委員長 2015
  • 日本青年心理学会 常任理事 1998~ 理事長2016~ 継続中

主な著作

  • 世代継承性研究の展望:アイデンティティから世代継承性へ ナカニシヤ出版 2018(分担執筆)
  • 君の悩みに答えよう 青年心理学者と考える10代・20代のための生きるヒント 福村出版 2017 (編著)
  • アイデンティティ研究ハンドブック ナカニシヤ出版 2014(分担執筆)
  • 新・青年心理学ハンドブック 福村出版 2014(編著)
  • 発達心理学事典 丸善出版 2013(分担執筆)
  • 研究法と尺度(発達科学ハンドブック第2巻) 新曜社 2011(分担執筆)
  • エピソードでつかむ青年心理学 ミネルヴァ書房 2010(編著)
  • 成人発達臨床心理学ハンドブック ナカニシヤ出版 2010(分担執筆)
  • 自己心理学〈1〉自己心理学研究の歴史と方法 金子書房 2008(分担執筆)
  • 日本の男性の心理学:もう1つのジェンダー問題 有斐閣 2008(分担執筆)
  • よくわかる発達心理学 ミネルヴァ書房 2004(分担執筆)
  • アイデンティティ研究の展望Ⅵ ナカニシヤ出版 2002(分担執筆)
  • 社会・情動発達とその支援 ミネルヴァ書房 2002 (分担執筆)
  • キレる青少年の心 北大路書房 2002 (共編著)
  • ライフコースの心理学 金子書房 2001(分担執筆)
  • 青年心理学事典 福村出版 2000(共編)
  • 子どもの発達と学校 ナカニシヤ出版 2000(編著)

論文
  • いじめの原因と対策に関する心理学的考察 立教大学『教職研究』28号 1-9. 2015(単著論文)
  • 教職実践演習の実践的展開と教育可能性-SNSの情報リテラシー指導を中心に- 立教大学『教職研究』27号 87-98. 2015(単著論文)
  • 高校の生徒・進路指導におけるアイデンティティ概念に関する誤った教育とその弊害 立教大学『教職研究』25号 1-9. 2014(単著論文)
  • MIMICモデルによるアイデンティティの実感としての充実感の構造の検討教育心理学研究52巻第3号 320-330.2004(共著論文 論文筆頭:大野久)
  • Ochse & PlugのErikson and Social-Desirability Scaleの日本語短縮版(S-ESDS)作成の試み 立教大学心理学研究 45号,65-76.2003(共著論文)
  • 「親の見ている前だけでよい子」仮説:学級崩壊の原因についての一考察 立教大学『教職研究』12号 9-18. 2002(単著論文)
  • 愛の本質的特徴とその対極 立教大学『教職研究』11号 Pp.1-10.2001(単著論文)

ハラ シノブ

原 信夫

教授

現代心理学研究科 臨床心理学専攻

メッセージ

臨床心理学では、医療、福祉、教育、司法、産業など様々な領域での心理学的援助について、知見を積み重ねてきました。そうした知見を支える理論や学派には、たくさんの種類があります。最初のうちは、それぞれの理論や立場に共通する基本の知識を学びつつ、興味や関心に基づいて、一つの理論や学派を中心に学ぶことになるでしょう。そのとき、それ以外の理論や立場に対して、できるだけ開かれた態度で、できれば多くを学ぶことが大切です。私も最初は一人の先生につき、臨床のイロハから数年にわたるスーパーヴィジョンまで、ずっと教わってきましたが、その間にも、他の学派や領域の方々から、多くのことを学びました。一つのことを深く学ぶことと、幅広く様々な知識を身に着けること、臨床心理学を学ぶにはこの二つのことが重要だと思っています。

専門分野

臨床心理学、カウンセリング、体験過程

主要な研究テーマ

臨床心理学、特にカウンセリングの体験過程や体験様式を研究テーマとしている。クライエントの体験過程や体験様式に注目した支持や介入、体験的距離の扱い方、エピソードとして語られる出来事の扱い方について実践研究を行っている。また、保育者養成過程での、保育実習に関する不安や子どもの発達理解についても研究を行ってきた。

担当科目

臨床心理基礎実習2、臨床心理実習2

経歴

1991年3月 立教大学文学部心理学科卒業
1993年3月 立教大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程前期課程修了
2002年4月 清和女子短期大学専任講師
2003年4月 清和大学短期大学部専任講師
2007年4月 清和大学短期大学部准教授
2014年4月 清和大学短期大学部教授
2018年4月 立教大学現代心理学部心理学科教授

その他の主な職歴
大宮市教育相談所、千葉市児童相談所、志木市教育サービスセンター、小原クリニック、二松学舎大学学生相談室

主な著作

  • 発達を見る方法/保育における発達援助 蓮見元子編『保育の心理学Ⅱ』 50-56/95-113, 2014, 大学図書出版
  • 発達障害とは何か 加藤紀子編著『保育の心理学Ⅰ』 57-65, 2014, 大学図書出版
  • 学生相談と青年期の心理臨床…内面と現実を分けること 神田久夫編著 『心理援助アプローチのエッセンス』 134-144, 2013 樹村房

論文
  • 見学実習でのエピソード記述を子どもの発達理解へとつなげる試み 吉田絵美子共著 清和大学短期大学部紀要, 46, 151-160, 2018
  • 体験的距離をとりにくいクライエントへの対応 清和大学短期大学部紀要, 44, 1-10, 2016
  • 短大生の保育実習に関する不安:実習経験による比較 清和大学短期大学部紀要, 41, 51-59, 2013
  • カウンセリングにおいて『現実の出来事』をあつかうこと—学生相談の事例から— 清和大学短期大学部紀要, 38, 17-24, 2010
  • 短大生が語る実習体験 清和大学短期大学部紀要, 37, 17-24, 2009
  • 面接場面における感情エピソードの語りと記述 清和大学短期大学部紀要, 36, 1-8, 2008
  • 保育実習に関する不安について 清和大学短期大学部紀要, 35, 79-89, 2007
  • 感情エピソードによる認知評価説の検討 清和大学短期大学部紀要, 34, 1-10, 2006
  • エゴグラムとの比較による風景構成法の特徴について 清和大学短期大学部紀要, 32, 29-38, 2004
  • 神経性無食欲症の一事例—間接アプローチとしての描画・コラージュ— 清和女子短期大学紀要, 31, 17-24, 2003
  • 解離性の自傷行為をくり返した不登校女子の事例—現実の整理と位置づけ— 立教大学臨床心理研究, 3, 1-9, 2000
  • 強迫傾向のある不登校児の訪問面接について 立教大学臨床心理研究, 1, 26-33, 1998

ヘンミ トシロウ

逸見 敏郎

教授

現代心理学研究科 臨床心理学専攻

専門分野

臨床心理学、学校臨床、ライフコース論

主要な研究テーマ

臨床心理学、ライフコース論を研究テーマとする。特に、学校における心理臨床活動について心理臨床家と教員との有機的な連携の方法についての検討、ならびに人間形成における個人的要因と時代的要因の関連性の検討を質的分析方法に基づき行っている。

ヤマナカ ヨシエ

山中 淑江

教授

現代心理学研究科 臨床心理学専攻

研究分野

臨床心理学、カウンセリング、学生相談

主要な研究テーマ

臨床心理学を研究テーマとする。特に対話による精神療法・カウンセリングおよびグループ・アプローチを主なテーマとし、青年期を対象にカウンセリングと、エンカウンター・グループ、アサーション・トレーニングなどの心理教育プログラムの実践研究を行っている。

担当科目

臨床心理学特論1、臨床心理基礎実習2

映像身体学科 / 映像身体学専攻

エガワ タカオ

江川 隆男

教授 学部長

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

阿部 治

メッセージ

映像身体学は、既存の知性や感性を批判する力を形成し、それと同時に、新たな考え方、感じ方、見方を表現にまでもたらすような力を養う学問である、と私は考えています。どんな場合でも、一方には何かを表現しようとする精神(イメージ、言葉、概念)があり、他方にはこの表現の内容となるような、何かを為そうとする身体(活動能力)があります。この両者についての批判的思考を社会に向けてともに身につけていきましょう。

専門分野

西洋近現代哲学、精神と身体の倫理学、反道徳主義的倫理学

主要な研究テーマ

西洋の近現代哲学を基盤としつつ、とくにスピノザ、ニーチェ、ドゥルーズといった反道徳主義の倫理学とその哲学思想を研究している。最大の課題は、二一世紀のエチカの形成にある。

担当科目

身体の思想、身体表現批評学、基礎演習、専門演習 など

経歴

1958年、東京生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。東京都立大学人文学部助手、首都大学東京都市教養学部助教を経て、現在、立教大学教授。博士(文学)。

主な著作

単著
  • 『存在と差異——ドゥルーズの超越論的経験論』(知泉書館、2003年)
  • 『死の哲学』(河出書房新社、2005年)
  • 『超人の倫理』(河出書房新社、2013年)
  • 『アンチ・モラリア——〈器官なき身体〉の哲学』(河出書房新社、2014年)
  • 『スピノザ『エチカ』講義——批判と創造の思考のために』(法政大学出版局、2019年)

訳書
  • アンリ・ベルクソン『ベルクソン講義録Ⅲ』(共訳、法政大学出版局、2000年)
  • ジル・ドゥルーズ『無人島 1953-1968』(共訳、河出書房新社、2003年)
  • ジル・ドゥルーズ『狂人の二つの体制 1975-1982』(共訳、河出書房新社、2004年)
  • ジル・ドゥルーズ『狂人の二つの体制 1983-1995』(共訳、河出書房新社、2004年)
  • エミール・ブレイエ『初期ストア哲学における非物体的なものの理論』(月曜社、2006年)
  • エドワード・ケーシー『場所の運命——哲学における隠された歴史』(共訳、新曜社、2008年)
  • ジル・ドゥルーズ『ニーチェと哲学』(河出文庫、2008年)
  • ジル・ドゥルーズ、クレール・パルネ『ディアローグ——ドゥルーズの思想』(共訳、河出書房新社、2011年)

マンダ クニトシ

万田 邦敏

教授 学科長

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

万田 邦敏

メッセージ

映画の映像には、唯一無二の「正解」はありません。では、なんでもかんでもありかというとそうではなく、明らかな「不正解」はあります。しかしまた、ある映画では不正解の映像が、別の文脈にはまると不正解ともいいきれぬ、という場合もあります。
困ったものです。「正解」と「不正解」の間に引かれる一線は何によって保証されるのか。実際に映画の映像を作り出していくことで、この映像の困難を我が身に引き受けてみようではありませんか。

専門分野

映像表現論、映画

主要な研究テーマ

映画製作を研究テーマとする。物語映画における脚本の創作、撮影のための諸準備、撮影、編集および仕上げ作業、上映活動等、映画製作とその上映に関わる領域において、商品としての映画作品と監督作家の表現手段としての映画作品の統合を探求している。映画を製作し、かつ見る上で、映画を映画ならしめる「映画的な運動」と「身体」との関連を追及している。

担当科目

ワークショップ、映像学文献講読、映像技術論 など

経歴

1956年生まれ。中学から高校時代の多感な時期にゴダールの『ウィークエンド』、シーゲルの『ダーティハリー』を見て映画作りを目指し、立教大学入学後は授業そっちのけで自主映画を作る。
その後、映画評の執筆やPRビデオ、テレビドラマの演出を経て02年『UNLOVED』で長編監督デビュー。
03年『あのトンネル』06年『ありがとう』08年『接吻』。

主な監督作品

テレビドラマ演出作品
  • 『極楽ゾンビ』
  • 『胎児教育』
  • 『ダムドファイルシリーズ』
  • 『あのトンネル』
  • 『恋する日曜日・県境』
  • 『東京少女・1日限りのデート』

劇場公開作品
  • 『UNLOVED』(02年)
  • 『ありがとう』(06年)
  • 『接吻』(08年)
  • 『イヌミチ』(14年)

著作
  • 「再履修 とっても恥ずかしゼミナール」

カトウ チエ

加藤 千恵

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

加藤 千恵

メッセージ

「気」が集まると人の形ができて生命が宿り、気が散じると死ぬ、と古代中国では考えられていました。「道教」という古代の教えが説く究極の目的は、根源的な気を得て不死の身体を練り上げるというものです。荒唐無稽に聞こえるかもしれませんが、もしかすると、現代を生きるわたしたちにも、身体について考えるヒントを与えてくれるかもしれません。

専門分野

中国道教思想史

主要な研究テーマ

古代中国の身体観・生命観を研究テーマとする。目下、取り組んでいるのは、煉丹術の思想、道教および中国医学関連の身体図の解読、中国の「懐胎十月観」の調査、「陰陽」「五行」「八卦」等によってシンボリックに表現される生命理論の解明である。これらの身体や生命に関する古代の知について、老い、健康志向といった現代的な問題も視野に入れつつ考えてみたい。

担当科目

養生論の思想、身体学文献講読 など

経歴

1967年、愛媛県に生まれる。1991年、愛媛大学法文学部卒業。2000年、大阪市立大学文学研究科後期博士課程修了。東京理科大学准教授を経て、現在、立教大学教授。

主な著書、翻訳

  • 不老不死の身体—道教と「胎」の思想 大修館書店 2002(単著書)
  • R.J.スミス著 通書の世界—中国人の日選び 凱風社 1998(共訳書)
  • 鉛汞小考 東方宗教第130号 2017(単著論文)
  • 相い雑わること錦のごとし—「術」の五行 術の思想 風響社 2013(単著論文)
  • 帰土の生命説 陰陽五行のサイエンス 思想編 2011(単著論文)
  • 『後漢書』方術伝の構成についての一考察(上・中) 東京理科大学紀要(教養篇)第41・42号 2009・2010(単著論文)
  • 内景図覚書 古代中国における美・気・忌・死(科研報告書附篇)2008(単著論文)
  • 道教における水の身体論 宮澤正順博士古希記念東洋—比較文化論— 青史出版 2004(単著論文)
  • 胎の思想 講座道教第3巻道教の生命観と身体論 雄山閣 2000(単著論文)
  • 煉丹術の世界—不老不死への道— 大修館書店 2018(共著書)

カヤマ リカ

香山 リカ

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

メッセージ

心のありかは脳か心臓かはたまた身体全体か。意識の奥には本当に無意識なる世界があるのか。精神と魂は同じか異なるのか。正常と異常の境界はどこにあるのか。われわれが目にしている世界は唯一無二の現実なのか…。 精神医学的なまなざしは時として、映像身体学ともそのまま結びつきます。既成の概念にとらわれず、軽やかに大胆にともに考え、果敢に実践していきましょう。

専門分野

精神病理学、病跡学

主要な研究テーマ

精神科臨床の現場に携わり、躁うつ病、統合失調症、摂食障害などの治療にあたりながら、その病像形成にメディア、テクノロジー、政治・経済的状況などがどのようにかかわっているかについて、精神病理学的視点からの研究を続けている。また、精神医学的な知見を社会に還元するための啓蒙活動も積極的に行っている。

担当科目

基礎演習1、身体表現批評学演習5・6、医学身体論1、映像身体学特講2、身体学特殊演習3、現代心理学からの学び

経歴

1986年3月 東京医科大学医学部医学科  卒業
2008年4月 立教大学 現代心理学部映像身体学科 教授

主な著作

  • 「リベラルですが、何か?」(イーストプレス)
  • 「半知性主義でいこう」(朝日新書)
  • 「ヒューマンライツ: 人権をめぐる旅へ」(ころから)
  • 「がちナショナリズム」(筑摩書房)
  • 「うつになる職場ならない職場」(にんげん出版)
  • 「マインドフルネス最前線」 (サンガ)
  • 「執着 生きづらさの正体」(集英社クリエイティブ)

シノザキ マコト

篠崎 誠

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

篠崎 誠

メッセージ

映画は決して「物語」の絵解きではありません。そこには、映画ならではの固有の時間、空間の表現方法があります。ジャンルや国籍、製作年度をこえ、様々な映画作品に触れ、カメラを実際に使うことで共に「映画」に対する思考を深めていきましょう。

専門分野

映像表現論、映画

主要な研究テーマ

映像・映画製作を研究テーマとする。単なる物語の絵解きとしてではなく、映画ならではの時間と空間、運動を、具体的な映像作品を製作することで、最大の批評すなわち実践を通じて探求していく。また作品製作だけを神聖視することなく、一本の映像作品を企画し、脚本化、配役、諸準備を経て、撮影、編集、仕上げから、上映まで含めた統括的な視点から映像・映画について考えている。

担当科目

映像表現史、ワークショップ、映像身体学特講 など

経歴

1963年生まれ。立教大学・心理学科卒。卒業後、映画ライターとして活動。「キネマ旬報」「月刊東京人」などで連載をもつ。北野武、クエンティン・タランティーノなど国内外の映画人ロング・インタビューを行う。96年公開の『おかえり』で商業映画監督デビュー。ベルリン映画祭最優秀新人監督賞はじめ、海外で11の映画賞を受賞。一昨年より、自らの企画で、ショート・ムービーオムニバス『刑事まつり』を始動。青山真治(『ユリイカ』)、黒沢清(『アカルイミライ』)、是枝裕和(『誰も知らない』)、塩田明彦(『黄泉がえり』)らが参加、現在までにシリーズ7作、59本の短編を企画・プロデュース。BS-iの依頼を受け、「スパイ道」なる5分の短編ドラマを企画プロデュース。その他の主な監督作として北野武監督を追ったドキュメンタリー「ジャムセッション『菊次郎の夏』公式海賊版」、「忘れられぬ人々」、「犬と歩けば〜チロリとタムラ~」など。著作「恐怖の映画史」(青土社2004年黒沢清との共著)がある。

主な作品

  • 1996年  『おかえり』
  • 1999年  ドキュメンタリー「ジャムセッション『菊次郎の夏』公式海賊版」
  • 2000年  『忘れられぬ人々』
  • 2003年  『犬と歩けば~チロリとタムラ~』
  • 2003年~ ショート・ムービーオムニバス『刑事まつり』
    企画・プロデュース シリーズ7作、短編59本
  • 2005年  BS-i ・5分の短編ドラマ 『スパイ道』
  • 企画プロデュース

主な作品

  • 「恐怖の映画史」 (青土社2003年黒沢清との共著)

タザキ ヒデアキ

田崎 英明

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

田崎 英明

メッセージ

映像身体学科はまったく新しい存在です。私自身、初めての立教大学生活となります。新しい建物が立ち並ぶキャンパスで右も左も分からない状態ですが、私たちの目の前には新しい可能性がここかしこに満ち溢れていることは確実です。学生の皆さんも私たち教員同様、映像身体学科の可能性を実現していく担い手です。いっしょに楽しく「他に類のない大学」を作っていきましょう。

専門分野

身体社会論

主要な研究テーマ

身体社会論、身体政治論、ジェンダー/セクシュアリティ論を担当する。 最近の研究テーマ:1.ポストゲノムとグローバリゼーションの時代の生—政治、2.贈与の存在論、3.表現のエコロジーと実在論。

担当科目

現代思想概説、身体社会論、ジェンダー文化論 など

経歴

1960年東京生まれ。一橋大学社会学部卒、東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。専門は身体社会論、身体政治論、ジェンダー/セクシュアリティ理論。著書に『夢の労働 労働の夢』(青弓社)、『ジェンダー/セクシュアリティ』(岩波書店)、『カラヴァッジョ鑑』(共著、人文書院)、訳書にスラヴォイ.ジジェク『否定的なもののもとへの滞留』(共訳、ちくま学芸文庫)。

ナカムラ ヒデユキ

中村 秀之

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

メッセージ

映画は、人間のすべてをまったく独自のやり方で表現する形式です。その映画について考えることは、人間のすべてをまったく独自のやり方で思考することにほかなりません。映画によって、わたしたちは未知の存在に変わります。それは、なぜ、どのようにしてか。拡散する「映像」の時代に「映画」の根源的な力を探究すること、これが私の課題です。

専門分野

映画研究、表象文化論

主要な研究テーマ

専門は映画研究(cinema studies)です。近年は特に、映画における身体表象の社会的形態に焦点を合せ、作品分析とその歴史的背景の調査に従事しています。この10数年間は、個人的な課題として戦後日本の劇映画の作品論に取り組みながら、並行して、戦後日本の記録映画や映画産業、さらに画面の奥行きを対象とする複数の共同研究に参加し、著書や論文を発表してきました。今後は当面、ハリウッド映画の身体表象と物語の関係をメイン・テーマに据え、歴史学・社会学・精神分析・哲学など他領域の知見も参照しながら研究を進めていく予定です。

担当科目

[学部]映像社会論、フィルム・スタディーズの基礎、入門演習、基礎演習、専門演習 など [大学院]映像学特殊研究、修士論文指導演習、後期課程研究指導 など

経歴

1995年3月 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学
1997年4月 桃山学院大学社会学部専任講師
2000年4月 桃山学院大学社会学部助教授
2007年4月 立教大学現代心理学部映像身体学科教授

所属学会

日本映像学会、表象文化論学会、美学会

主な著作

単著
  • 『特攻隊映画の系譜学 敗戦日本の哀悼劇』岩波書店、2017.3
  • 『敗者の身ぶり ポスト占領期の日本映画』岩波書店、2014.10.
  • 『瓦礫の天使たち ベンヤミンから〈映画〉の見果てぬ夢へ』せりか書房、2010.6.
  • 『映像/言説の文化社会学 フィルム・ノワールとモダニティ』岩波書店、2003.3.

編著
  • 『〈ヤミ市〉文化論』ひつじ書房、2017.2(井川充雄・石川巧と共編)
  • 『甦る相米慎二』インスクリプト、2011.9.(木村建哉・藤井仁子と共編)
  • 『映画の政治学』青弓社、2003.9.(長谷正人と共編)

翻訳
  • 『メロドラマ映画を学ぶ ジャンル・スタイル・感性』フィルムアート社、2013.12.(J・マーサー+M・シングラー著、河野真理江と共訳)
  • 『アンチ・スペクタクル 沸騰する映像文化の考古学』東京大学出版会、2003.6.(長谷正人と共編訳)

分担執筆
  • 「映画に社会が現れるとき——『ステラ・ダラス』(1937)の言語ゲーム 」
    (若林幹夫・立岩真也・佐藤俊樹編『社会が現れるとき』東京大学出版会、2018.4.)
  • 「見えるものから見えないものへ——『社会科教材映画大系』と『はえのいない町』(1950年)の映像論」
    (丹羽美之・吉見俊哉編、東京大学出版会、2014.7.)
  • 「喜劇の到来——森崎東のレジスタンスをめぐる覚書」
    (藤井仁子編『森﨑東党宣言! 』インスクリプト、2013.11.)
  • 「敗者による敗者のための映像——CIE映画教育と日本製CIE映画について」
    (土屋由香・吉見俊哉編『占領する眼・占領する声 CIE/USIS映画とVOAラジオ』東京大学出版会、2012.7.)

雑誌論文
  • 「アンドレ・バザンの « présence » について」、『アンドレ・バザン研究』第2号、2018.3. 68-79.
  • 「『市民ケーン』のガラス球——パストラル・モードによる階級表象」、『立教映像身体学研究』第6号、2018.3. 45-64.
  • 「ヒッチコック的3D——『裏窓』(1954)と『めまい』(1958)における接触と情動」、『立教映像身体学研究』4号、2016.3.83-102.
  • 「映画の全体と無限 ドゥルーズ『シネマ』とリュミエール映画」、『立教映像身体学研究』3号、2015.3. 52-72.

ヒダカ ユウ

日高 優

教授 専攻主任

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

日高 優

メッセージ

私たちの日常に深く広く浸透する映像。私はその存在を通して、人が生きることや社会について探究しています。皆さんも共に船出しませんか。まずは、映像を学ぶ意義、それから映像を通して学ぶ意義を知り、その歓びを感受しましょう。そして、例えば、次のように問うてみましょう。映像は、私たちに何を可能にし、何をもたらしたのか? 見ることの責任や倫理は? あるいは、見ることの歓びはどこからくるのか? こうして、自らの身体と思考とでアクチュアルな問いに向かうあなたのレッスンが始まります。

専門分野

映像身体学、表象文化論、写真論

主要な研究テーマ

写真や絵画を中心とする表象文化、映像研究をおこなっています。これまでは特にアメリカや日本の映像、とりわけ写真を通して、社会の存在様態とわれわれの生のありようを解析し、その可能性を探究してきました。目下、映像身体学を深めるべく、ベルクソンの哲学を参照点としながら、映像と身体の関係や、潜在性としての写真や世界のありようを探索しています。

担当科目

映像身体学入門、基礎演習、専門演習、映像学特殊演習 など

経歴

東京生まれ。
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程満期単位取得。
群馬県立女子大学を経て、現在、立教大学教授。
現代のアメリカや日本を主なフィールドとして、写真や絵画などの表象文化、映像研究をおこなう。

主な著作

  • 『映像と文化』(京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎、2016年、監修・共著)
  • 『ニューヨーク 錯乱する都市の夢と現実』(竹林舎、2016年、共著)
  • 『<風景>のアメリカ文化学』(ミネルヴァ書房、2011年、共著)
  • 『現代アメリカ写真を読む——デモクラシーの眺望』(青弓社、2009年、単著、第一回表象文化論学会賞)
  • 『美術史の7つの顔』(未来社、2005年、共著)
  • 『現代写真のリアリティ』(角川書店、2003年、共著)

論文

  • 「映像消費の時代における脱社会的社会批判——アンディ・ウォーホルのポップアートを巡って」『立教アメリカン・スタディーズ』
    (2013年3月、単著論文)
  • 「写真の森に踏み迷う——ウィリアム・エグルストンの世界」『写真空間4』(青弓社、2010年、単著論文)

マツダ マサタカ

松田 正隆

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

メッセージ

演劇作品の演出と戯曲を書くことを専門にしています。劇のなかで演技をすることはどのようなことなのか、劇のなかに別の時間が生まれるというのはどういうことなのか、ということを考えてみたいと思っています。そのためには、演劇にまとわりついている常識を疑うところから始めたいとも思います。一人の人間が誰かの前に現れるということはとても重大なことではないでしょうか。

専門分野

演劇の演出、劇作

主要な研究テーマ

劇作及び演劇の上演を演出することで、劇の時間や空間に人間が存在するということを考えたい。演劇の上演にいたるプロセス、そのことによって生じる演技者と観客の知覚の交流や身体の状態を考察すること。「演劇」と「映像や音響」との関わりを模索すること。それらは、この世界においてさまざまなメディアや出来事にさらされているわたしたちの身体を探求することでもある。

担当科目

身体論ワークショップ など

経歴

1962年長崎県生まれ。立命館大学文学部卒。
劇作として「海と日傘」(岸田戯曲賞)「夏の砂の上」(読売文学賞)などがある。
演劇を上演する集団「マレビトの会」代表。

主な上演作品

  • 「声紋都市」(09)
  • 「PARK CITY」(09)
  • 「HIROSHIMA HAPCHOEN」(10)
  • 「アンティゴネーへの旅の記憶とその上演」(12)
  • 「福島を上演する」(16)

ヨコヤマ タロウ

横山 太郎

教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

横山 太郎

メッセージ

本学科で私は、日本の身体文化・身体思想の分野を担当します。歌舞伎や能楽のような古典演劇と、身体の表現と伝承をめぐる思想を軸としつつ、そのほか広義の芸能(民俗芸能や儀礼、現代の演劇・ダンス・商業舞台・表現スポーツ等)、武術や茶道や礼法、身体習俗(養生法や刺青)など、幅広い対象を視野に入れて授業や卒論指導をおこないます。授業を通じて皆さんには、文献資料に基づく文化史研究、作品の表現分析と解釈、現場へのフィールドワーク、身体とパフォーマンスの理論研究などの学問手法を修得してもらいます。皆さんが大学で学ぶ楽しさを思う存分味わってくれることを期待しています。

専門分野

演劇学(特に能楽)、身体文化研究、芸術思想

主要な研究テーマ

私たちの身体は文化の中でどのように変容していくのか。これが私の研究テーマです。その具体的なフィールドとして能楽を選び、世阿弥時代から現代に至る身体技法・身体表現の歴史的変化を研究してきました。このほか、哲学・現代演劇論・文学理論・人類学等の成果を日本の古典芸能の研究に援用しつつ、そこから得た知見をそれらの諸学問に返すような、学際的な芸能研究のプロジェクトに従事しています。また、観世文庫調査プロジェクトの一員として、観世アーカイブ(観世家所蔵文献資料のデジタルアーカイブ)の構築と公開も手がけています。

担当科目

基礎演習、入門演習、専門演習、映像身体学特論など。

経歴

2002年3月 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻 単位取得満期退学
2002年4月 同専攻 助手
2005年4月 東京大学UTCP 研究拠点形成特任研究員
2006年4月 跡見学園女子大学文学部 専任講師
2009年4月 同学部 准教授
2018年4月 同学部 教授
2019年4月 立教大学現代心理学部映像身体学科 教授

主な著作

  • 朴鎭泰、金賢旭、横山太郎、他『아시아의 문화예술(アジアの文化芸術)』大邱大学出版部 、2011年3月。
  • 「能〈土蜘蛛〉」鈴木健一編『鳥獣虫魚の文学史—日本古典の自然観3虫の巻』三弥井書店、2012年1月。
  • 「能の舞を記譜すること──観世元章の型付『秘事之舞』をめぐって」松岡心平編『観世元章の世界』檜書店、2014年7月。

論文
  • 「近代能楽のわざと表現(一)〜(六)」『観世』 84巻5号〜85巻3号、2017年5月〜2018年3月。
  • 「亡霊の話法──能と現代演劇における語り」『viewpoint』77号、1-5頁、2016年12月。
  • 「能面のペルソノロジー——和辻哲郎と坂部恵」『表象』6号、41-49頁、2012年3月。
  • 「身体の近代──三世井上八千代と観世元滋」『表象』4号、77-93頁、2010年3月。
  • 「能勢朝次の世阿弥解釈における「型」と「無心」──西田幾多郎の影響をめぐって」『国文学 解釈と教材の研究』50巻7号、129-138頁、2005年7月。
  • 「日本的身体論の形成──「京都学派」を中心として」『UTCP研究論集』2号、29-44頁、2005年3月。
  • 「世阿弥発見──近代能楽史における吉田東伍『世阿弥十六部集』の意義について」『超域文化科学紀要』 9号、19-45頁、2004年9月。
  • 「天女舞の身体技法──カマエ成立以前の能の身体」『ZEAMI:中世の芸術と文化 1』(森話社)、170-198頁、2002年1月。

オオヤマ ノリヨシ

大山 載吉

准教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

大山 載吉

メッセージ

「生物はそれぞれに固有の身体をもって生きて在る」——映像身体学はこの当たり前の事実を決して手放さず、環境のただなかで我が身を折り開きながら、日常的な知覚や感覚を深めて、ついにはその本性を変容させるプロセスを生きる学問だと思います。各人の〈折り開き〉はそれぞれに固有の〈表現〉(=行為や作品など)として現れるでしょうが、そのとき〈創造〉の意味もまた大きな変容を遂げているはずです。

専門分野

映像身体学、哲学

主要な研究テーマ

哲学を通じて、〈思考〉、〈時間〉、〈生成〉、〈身体〉、〈言語〉、〈知覚〉、〈イマージュ〉といったテーマ群に取り組んでいます。また、日本古来の技芸や身体の在り方にも関心を持っています。

担当科目

映像身体学入門、基礎演習、専門演習、映像身体学概説など。

経歴

慶應義塾大学文学部哲学科卒業
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程前期哲学専攻修了
立教大学大学院文学研究科博士課程後期フランス文学修了
博士(文学)
立教大学兼任講師を経て、現在立教大学現代心理学部准教授

主な著作

  • 『ドゥルーズ 抽象機械 〈非〉性の哲学』、河出書房新社(単著)
  • 『ドゥルーズ 生成変化のサブマリン』、白水社(共著)
  • 『ドゥルーズ/ガタリの現在』、平凡社(共著)
  • 『ドゥルーズ 千の文学』、せりか書房(共著)

論文

  • 「重なり合う哲学——ドゥルーズとヒューム——」(『現代思想』2008年12月号所収、青土社)
  • 「沈黙と饒舌——ソシュールとドゥルーズの出会い(損ね)」(『思想』2007年11月号所収、岩波書店) など

翻訳

  • アンドリュー・カルプ『ダークドゥルーズ』、河出書房新社 など
  • ピエール・モンテベロ 『ドゥルーズ 思考のパッション』、河出書房新社(共訳)

ジャレオ オサム

砂連尾 理

特任教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

砂連尾 理

メッセージ

ダンス作品の振付・演出や身体ワークショップを研究しています。様々なダンスが存在する今日において、踊るということにはどういう意味と可能性があるのでしょう?自らのダンスの意味を身体を使い実践を通して考察していきます。ダンスとは何か?また、ダンスはいつダンスとして発生するのか?そんなダンスへの問いは身体のことだけでなく社会や制度また人間とは何かを考えることに繋がります。そして、その問いの先に、新たな身振り、ダンス、生き方を皆さんと一緒に創造していけたらと思います。

専門分野

ダンスの振付、演出、身体ワークショップ

主要な研究テーマ

あらゆる関係性の中から生まれてくるダンスを研究する。文化や言葉が異なる身体や障がいを抱えた身体に老いの身体、目の前で遭遇した全ての身体、物、場所、環境との関係、また対話を通してダンスは生まれるのかもしれない。そしてその眼差しを死者にまで広げ、媒介としての身体・ダンスを探求していきたい。

担当科目

専門演習、基礎演習、入門演習、身体系ワークショップ、身体論ワークショップ

経歴

1965年 大阪市生まれ
1990年3月 同志社大学経済学部卒
2002年7月 「明日はきっと晴れるでしょ」(寺田みさことの共同振付・出演作品)がTOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD
2002にて、「次代を担う振付家賞(グランプリ)」、「オーディエンス賞」をW受賞
2004年 京都市芸術文化特別奨励者
2008年 文化庁・新進芸術家海外留学制度の研修員としてドイツ・ベルリンに1年間滞在

主な上演作品

  • 「Thetaer Thikwa+循環プロジェクト」(2009〜2012)
  • 「とつとつダンス」(2010)
  • 「とつとつダンスpart.2-愛のレッスン」(2014)
  • 「砂連尾理÷野村誠『家から生まれたダンス』」(2014)
  • 「猿とモルターレ」(2013〜2017)

主な著書

  • 老人ホームで生まれた<とつとつダンス>ーダンスのような、介護のような(晶文社)

ソウマ チアキ

相馬 千秋

特任准教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

相馬 千秋

メッセージ

舞台芸術のプロデュースを専門としています。すべての人間がアーティストを目指すわけではありません。しかし誰もが他者の表現を受容し、媒介することで、自分自身を豊かに更新することが可能なはずです。それは社会に問いを生み出す原動力にもなります。芸術と社会の有機的循環を生み出す方法をともに考えていきましょう。

専門分野

舞台芸術、現代演劇、アートプロデュース、文化政策、アートNPO経営

主要な研究テーマ

舞台芸術、とくに演劇というメディアの可能性を問い直し、社会の中で応用する方法を探っています。具体的にはアートプロデューサーとして、アーティストとともに作品の創作やアートプロジェクトの企画運営を行いながら、芸術行為がいかに社会、都市、歴史に応答し、未来に継承されるべきか、その仕掛けや言説作りに取り組んでいます。またフランス、ドイツを中心とした舞台芸術の理論や制度を研究する一方、近年ではアジア諸地域で独自に展開可能なモデルやプロジェクトの可能性を探求しています。

担当科目

身体表現史、身体論ワークショップ、身体系ワークショップ、専門演習、基礎演習、入門演習 など

経歴

1998年 早稲田大学第一文学部フランス文学専修 卒業
2001年 リュミエール・リヨン第二大学文化人類学・社会学大学院 「文化振興とプロジェクト運営」DESS課程 修了
2002年 東京国際芸術祭 国際プログラム担当(2007年まで)
2006年 横浜舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」ディレクター(2010年まで)
2009年 フェスティバル/トーキョー プログラム・ディレクター(F/T09-F/T13)
2012年 文化庁文化審議会文化政策部会委員(2015年まで)
2014年 特定非営利活動法人芸術公社 代表理事に就任
2015年 フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章

主なプロデュース企画

  • 東京国際芸術祭2004ーー2007 中東シリーズ
  • フェスティバル/トーキョー09春「あたらしいリアルへ」
  • フェスティバル/トーキョー09秋「リアルは進化する」
  • フェスティバル/トーキョー10「演劇を脱ぐ」
  • フェスティバル/トーキョー11「私たちは何を語ることができるのか」
  • フェスティバル/トーキョー12「ことばの彼方へ」
  • フェスティバル/トーキョー13「物語を旅する」
  • r:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ) 2012-2013 東京、2014台湾、2015ソウル
  • みちのくアート巡礼キャンプ2015、2016

ヤマダ タツヤ

山田 達也

特任准教授

映像身体学科/現代心理学研究科 映像身体学専攻

山田 達也

メッセージ

イメージをどう映像に焼付けられるか。表現するにはまずはしっかりと見つめる事、そして表現する技術。技術を持てば表現の奥ゆきが深まり作品を作る事が楽しくなるはずです。映画作りの現場では常に決まった答えはありません。その答えは皆さんの「映像表現の引出し」を少しずつ増やして「自分なりの表現を導き出す力」を養うところからみつけていくのです。

専門分野

映画、撮影照明技術

主要な研究テーマ

映画における撮影、照明技術を研究テーマとする。フィルム、ビデオ、デジタルと撮影フォーマットは変遷し、特にデジタル化後はそのスピードは加速し4K映像、8K映像などさらに高精細になっている。また、今日の映画ではCG合成におけるVFXが当たり前に使われているのが現実である。テクノロジーの進化はその事自体素晴らしい事ではありバーチャルな世界に引き込まれる人も多い事であろう。だが撮影者は切り取るフレームで観客に「何を見せ何を感じさせたいのか」の原点を失ってはならない。フィクション、ノンフィクションに関わらずそこにはドラマが表現されなければ何の感動もないであろう。そのためにはそれを表現出来る技術が必要である。逆に言えば技術が向上すれば表現の選択肢も増えその事は作品全体のクオリティーにも繋がっていく。劇映画では演出や演技者の力量や背景によって大きく作品は左右される。そしてそれを切り取る撮影者のフレーミング、カメラワークによって現実化される。最終的にはそれらすべてを包み込む「光と陰」の表現がすべてを調和させる、それが映画におけるショットである。こうした表現手法を探求する。

担当科目

映像技術入門A,B、映像技術中級1,2、映像系ワークショップ5、映像論ワークショップ5

経歴

1959年生まれ 埼玉県出身。 和光大学 人文学部芸術学科卒。
映画制作部、助監督を経てカメラマン瀬川順一に師事、撮影助手となりドキュメンタリー映画、企業VPに参加。電通映画社などでCM、IMAXなど大型映像に参加。石原プロモーションにてカメラマン金宇満司に師事。映画、テレビドラマ、CMなどの撮影助手を経て独立。 映画、テレビの撮影技師。
映画美学校技術講師。 SKIPシティ映像ミュージアム映像教育担当インストラクター。
(一社)日本映画テレビ技術協会会員。日本アカデミー賞協会会員。
2006年 「鎌倉映画制作講座」(川喜多記念財団)技術講師
2007年 東京藝術大学大学院映像研究科非常勤講師
2008年/2009年/2010年 港区文化芸術振興基金助成事業「映画の時間 子ども映画制作ワークショップ」(東京フィルメックス実行委員会)技術講師
2010年/2015年 北海道むかわ町「田んぼdeミュージカル委員会」(地域高齢者による映画制作)技術指導
映画「赤い夕陽の爺ジュリー」、「ここはわしらの天国だ」(総合指導 崔洋一監督)
2012年 「山王祭連合渡御ライブ配信」(京橋、日本橋町会)総合監修
2014年 平成26年度次世代の文化を創造する新進芸術家育成事業
「16ミリフィルムによる映画制作者育成ワークショップ」(主催:文化庁)総合講師

主な撮影担当作品

テレビドラマ
  • テレビ朝日 『西部警察 SPECIAL』(04年)監督:村川透
  • BSフジ 連続ドラマ 『スミレ♡16歳』(08年)監督:及川拓郎/久保田博紀
  • WOWOW 連続ドラマW 『60 誤判対策室』(18年)監督:熊切和嘉

映画
  • 『田神有楽』(02年)監督:加藤哲
  • 『狂気の海』(08年)監督:高橋洋
  • 『辺境幻想』(10年)監督:金子雅和
  • 『鏡の娘』(10年)監督:金子和雅
  • 『making of LOVE』(10年)監督:古澤健
  • 『夢の力』(11年)監督:岸建太朗
  • 『旧支配者のキャロル』(12年)監督:高橋洋
  • 『橙と群青』(13年)監督:赤羽健太郎
  • 『あれから』(13年)監督:篠崎誠
  • 『イヌミチ』(14年)監督:万田邦敏
  • 『THE Salada Rudies/サラダルーディーズ』(15年)監督:浅沼直也
  • 『雨にゆれる女』(16年)監督:半野喜弘
  • 『愛∞コンタクト~おはよう、マコちゃん~』(16年)監督:深井朝子
  • 『SYNCHRONIZER/シンクロナイザー』(17年)監督:万田邦敏
  • 『霊的ボリシェビキ』(18年)監督:高橋洋
  • 『教誨師』(18年10月6日から公開)監督:佐向大

エグチ マサト

江口 正登

助教

映像身体学科

メッセージ

とても広い概念としての〈パフォーマンス〉についての研究をしています。演劇やダンス、パフォーマンス・アートなどの芸術実践はもちろん、お祭りやスポーツなどの文化的な催事、あるいは日常生活における私たちの振る舞いということまでが、ここには含まれます。あえていえば、パフォーマンスとはほとんど「行為」の別名でもあるでしょう。そして、大学で学ぶこと、考えることもまたひとつの行為です。厳密で繊細であることと、自由で快活であることとが重なり合うような、開かれた行為=知としてのパフォーマンスを共に実践していきましょう。

専門分野

パフォーマンス研究、演劇研究、表象文化論

主要な研究テーマ

パフォーマンス研究という学問領域を基本的な立場としつつ、20世紀後半以降のアメリカ合衆国を主要な対象として、演劇やパフォーマンス・アートの理論と実践を研究している。現在の主要な関心は以下の三つ。1.パフォーマンス研究という学問領域の形成過程を批判的に捉え直すこと。2.パフォーマンス・アートや上演芸術の記録と保存の問題。3.今日のメディア環境において、「ライブ」や「現前」という事態がどのように経験および把握されうるのかを、広義のパフォーマンス的実践の分析を通して検討すること。

担当科目

現代演劇論、基礎演習、専門演習 など

経歴

2002年3月 早稲田大学第一文学部 卒業
2010年3月 東京大学大学院総合文化研究科修士課程 終了
2010年4月 日本学術振興会特別研究員(DC1)(2013年3月まで)
2012年8月 ニューヨーク大学ティッシュ芸術大学院パフォーマンス・スタディーズ研究科客員研究員(2013年8月まで)
2016年3月 東京大学大学院総合文化研究科博士課程 単位取得満期退学
2016年4月 立教大学現代心理学部映像身体学科助教

主な著作

論文
  • 「大森靖子、みんなのうたはだれのうた?」『ユリイカ』第49巻第7号、2017年4月、pp.168-179。
  • 「ジョン・ジェスラン『ファイアフォール』のアクシデント」『西洋比較演劇研究』第15巻第1号、日本演劇学会分科会西洋比較演劇研究会発行、2015年3月、pp.19-32。
  • 「カメラが演じる/語るとき--ジョン・ジェスランの『スノウ』」『西洋比較演劇研究』第13巻第2号、日本演劇学会分科会西洋比較演劇研究会発行、2014年3月、pp.84-93。
  • 「メディアの複数性を考える--ジョン・ジェスランの『ディープ・スリープ』と『ホワイト・ウォーター』」『西洋比較演劇研究』第10巻、日本演劇学会分科会西洋比較演劇研究会発行、2011年3月、pp.119-135。

研究ノート
  • 「『使えるプログラム』のこと——『インストラクション』としての上演」、表象文化論学会ニューズレター『REPRE』第20号、2014年2月。
  • 「〈劇場〉の不可能性と〈演劇〉の不可避性」、表象文化論学会ニューズレター『REPRE』第12号、2011年5月。

翻訳
  • 宇波拓・江口正登(共訳)、エヴァン・カルダー・ウィリアムズ「終わりなき終わり 恐慌時代のカタストロフ映画」『シネ砦』、ソリレス書店、2015年11月、pp.164-175。
  • 宇波拓・江口正登(共訳)、ユージン・サッカー「ダーク・メディア」『シネ砦』、ソリレス書店、2015年11月、pp.176-181。

その他
  • [監修および分担執筆] 「パフォーマンスの最前線をひもとくキーワード」『美術手帖』1068号、pp.72-98(執筆担当範囲:pp.74-81、92)、2018年8月。
  • [共同討議] 森山直人・武藤大祐・田中均・江口正登「パフォーマンスの場はどこにあるのか」『表象』第10号、表象文化論学会発行、pp.142-182、2016年3月。

ニイタ チエ

仁井田 千絵

助教

映像身体学科

メッセージ

アメリカと日本の映画を中心に、メディアと文化が歴史的にどのように関わってきたのかについて研究しています。普段私たちがエンターテイメントとして何気に見たり聞いたりしている映画、演劇、音楽を、「表象」や「メディア」といったことを意識しながら見直し、より楽しむ方法を一緒に学んでいきましょう。

専門分野

映画・メディア研究

主要な研究テーマ

戦前の日米における映画、ラジオ、演劇の関わりについて、音響やサウンド・テクノロジー、パフォーマンスが行われる場である劇場/映画館、ヴァラエティやミュージカルといったジャンルに着目しながら研究してきました。現在は、「ライブ性」がメディアによってどのように構築されるのかをテーマに、ライブ・コンサートやライブ・ビューイングにおけるメディアの利用やパフォーマンスの表象について研究を進めています。

担当科目

入門演習、基礎演習、専門演習、視覚論

経歴

2007年3月 早稲田大学第一文学部 卒業
2009年3月 早稲田大学大学院文学研究科修士課程 修了
2009年4月 日本学術振興会特別研究員(GCOE)
2010年2月 Yale University, Visiting Assistant in Research
2012年3月 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程 修了 博士(文学)
2012年4月 早稲田大学文学学術院 助手
2013年4月 日本学術振興会特別研究員(PD)
2019年4月 立教大学現代心理学部 助教

主な著作

  • 単著 『アメリカ映画史におけるラジオの影響ーー異なるメディアの出会い』(早稲田大学出版部、2012年)
  • 論文 「日本映画のサウンド移行期におけるラジオとの関わりーー映画人のラジオ出演をめぐって」『Intelligence』第19号(20世紀メディア研究所、2019年3月)
  • 共訳 『エジソンと映画の時代』チャールズ・マッサー著、岩本憲児編・監訳(森話社、2015年)
  • 項目執筆 『キーワードで読む オペラ/音楽劇 研究ハンドブック』(アルテスパブリッシング、2017年)